「ストレス耐性が高い人達」に共通する、ストレスに対する考え方・対処方法を解説します。
ストレス耐性が高い人達の、ストレスに対する3つの考え方
1「ストレスを受けた時に、特定の物事へ意識を向けるようにする」
”嫌なことの持続時間”へ、主に意識を向ける
- 嫌なことが起きてストレスを受けた時、「どうせあと○時間経てば、今のストレスフルな状況から解放される」と意識するようにする
- たとえば、仕事中に上司から嫌みを言われている時に「どうせあと数時間経てば、退勤の時刻になって解放される」と考えること
”予想していた事態が起きただけのこと”という考えに、主に意識を向ける
- 事前にあれこれ予想・想定しておき、
予想していた事態の1つである「ストレスを受ける事態」が現実に起きた場合、『予想していた事態が起きただけのこと』と考えると、ストレスが大幅に軽減される- これに対して、全くの予想外・想定外の事態が起きてぎょっとしてしまうと、多大なストレスを受けてしまう
「上手くできなかった部分」「失敗した原因」など、
過去での失点部分へ意識を向けることは、ストレスが新しく発生したり、もともとのストレスがさらに増幅する原因となるので、
過去の失点部分にはなるべく意識を向けないようにすることがポイントです。
”自分の大切なことに関係があるか関係が無いか”という考えに、主に意識を向ける
- ストレス源の物事について、「自分が特に大切にしている物事(好きな趣味や自身の信条など)」に関係あるか関係無いかという意識が重要
- 関係が無い場合、自分にとっては深刻なダメージにならないため、ストレスを容易にスルーできる
- 関係がある場合、ストレス源の問題を最優先で解決する必要がある
2「他者の話は、適当に聞き流したり、話半分に受け止める」
- 「理不尽な理由で、キレたり言いがかりを付けてくる相手」に対して、本項目の方法は特に有効
- 通常の人間関係でも、その時々の状況に応じて、相手の話を聞き流して真に受けないことはかなり有効
- 相手の何気ない一言に、カチンと来たり悶々と悩み続けてしまうことが多いから
3「自律性を保ち、他者に入れ込んだり他者に依存したりしない」
- 自律性(自分で決めたルールに自分が従うことで、自分で自分をコントロールすること)を保ち、色々な物事を自分の判断・自分の責任で決めていくと、ストレス耐性が高くなる
- 「自分は自分、他人は他人とはっきりと線引きができて、他人に振り回されなくなるから」
「他人への興味が薄くなり、他人からの悪影響を受けにくくなるから」
などが、ストレス耐性が高くなることの主な理由
- 「自分は自分、他人は他人とはっきりと線引きができて、他人に振り回されなくなるから」
ストレス耐性を高めるために、日頃からぜひやっておきたいこと
日々の生活を通して、自己肯定感を高めておくこと
- 自己肯定感・自信を高めておくと、少々のトラブル・失敗では動じなくなるため、ストレス耐性が非常に高くなる
- 自己肯定感・自信を高める方法は、勉強や仕事などの日々の行為を通して、小さな成功体験を積み重ねていく方法が王道
健康を維持して、体力が十分な状態にしておくこと
- 肉体や脳に疲労が蓄積すると、ストレス耐性が低くなって、不安や恐怖や焦燥感が頭を支配しやすくなる
- よくある例として、1日中働きづめで夜を迎えると、疲労のせいで日中よりも夜間の方が嫌な考えが頭に浮かびやすくなる
- 健康状態を保って体力が十分な状況だと、上記の状況は起こりにくくなる
不快な感情は、その場で処理していくこと
- 相手からの不当な態度・言葉で怒りがこみ上げた場合は、その場で口に出して反論したり相手に注意する
- 上記の行為により、「自身の内側に発生したストレスが、その場で解消される」「気が強くなったり勝負強くなる」という重大なメリットがある
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