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漫画家の仕事で大変な3つのことと、漫画家を目指すべき人

 

漫画家という職業の、大変だったり非常に辛いところを解説します。

 

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漫画家が大変だったり辛い、主な3つのこと

 

 

1「”漫画雑誌で作品を連載させる”というスタートを切ることからして、すでに至難」

  • 出版社が主催している漫画の新人賞コンテストで入賞しないと(競争倍率は数十倍~100倍以上)、出版社の編集者から漫画雑誌での作品連載の話を持ちかけられない
    • 賞を受賞した後も、雑誌の連載枠を賭けて、自分以外の受賞した人達と漫画作品の競い合いを続けなければならない

 

新人賞コンテストで入賞した後も、

雑誌連載用に描いた漫画のネーム(漫画のラフな下書きのこと)が担当編集者からボツを食らい続けたり、

自分以外の新人作家の作品が雑誌に連載されて連載枠を取られてしまったりと、

雑誌連載ができずに収入が得られない無名作家が相当に多いと言われています。

 

 

 

 

2「漫画の制作で、心身に尋常ではない負担がかかる」

  • 作画のために小さな面積を常に凝視するせいで、容易に眼精疲労(頭痛や肩こりや目の疲れなどが主な症状)を引き起こす
  • 作画のためにペンを握り続けるせいで、容易に腱鞘炎(手の指の痛み・指の発熱などが主な症状)を引き起こす
  • 「読者受けするストーリー」の、良いネタが思いつかない
    • ほとんどの場合で『良いネタが思いつかないこと』が作業全体の遅れを引き起こし、その遅れのせいで
      締め切り時刻に間に合わなくなったり、遅れを取り返そうとして漫画家が超過労状態へ追い込まれてしまう

 

 

 

 

3「作品が不人気だと、連載が打ち切られて収入が途絶えてしまう」

  • その漫画雑誌の中での連載作品群の中で、
    自身の作品の人気(読者アンケートのはがきやWebサイト上での投票などで人気度が決まる)が低迷している場合、
    出版社側の判断で、高確率で作品の連載が打ち切られてしまう
  • 作品の雑誌連載が打ち切られた場合、「漫画作品の原稿料」「作品単行本の印税」といった作者の収入が無くなってしまう

 

連載作品が後に単行本されるかされないかは、「その作品の単行本が商業的に売れること」が必要な条件となるため、
不人気のせいで途中で連載打ち切りになった作品は、出版社側の判断で単行本化がなされない可能性が非常に高くなります。

 




ごく一部の漫画家の華やかな状況にあこがれることは、非常に危険

 

 

世の中の子ども達が、漫画家という職業にあこがれる主な理由

  • 自身の作品が本として出版されたり、時にはアニメ化やゲーム化などもして、社会への影響力が大きいことにあこがれるから
  • たくさんの人達から「先生」と呼ばれて尊敬されたりチヤホヤされるから
  • 自身の感性・知識・才能が仕事の成果に直接反映される、創造的な職業であるから
  • 漫画家は、「自身の趣味がお金になる、お得で楽しい仕事」だと子ども達に思われやすいから

 

 

 

漫画家という職業の実態

 

 

子ども達の多くが、漫画家という職業にあこがれる理由は、

「社会への影響力が大きい」「多くの人達に注目される」「自分の好きなことがお金に換わるのでうらやましい」

といった表面上の華やかさにあこがれているだけで、

「どうしても漫画を描いて生きていきたいから、プロの漫画家になりたい」と考えている子どもはごく少数派だと考えられます。

 

 

以上の「漫画家という職業は辛いことが非常に多いこと」「漫画を描くこと自体が好きな人はごく少数派であること」を考慮して、

真に漫画家を目指すべき人達は、

 

  1. 「ごく少数の大成功した漫画家の、華やかな状況」にあこがれるだけではなく、実際に漫画を描いていたり、実際に新人賞コンテストに作品を投稿している
  2. 「極めて過酷な競争に勝ち抜いたごく少数の人達だけが華やかな状況になり、競争に勝ち抜けなかった残りの大多数の人達は悲惨な状況へ追い込まれること」
    きちんと覚悟した人(=上手く行かなかった時は悲惨な状況へ追い込まれることを受け入れている人)

 

上記の2つの条件を両方満たしている人達です。

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シュテるん

約7年間、いろいろなブログを運営する仕事をしています。
世の中の複雑なことを、簡潔にわかりやすく解説することが得意です。
静岡県出身で、現在は埼玉県で生活しています。

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ステラアルター

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