新卒で入社した企業を、半年以内や1年未満で辞めてしまう新入社員達の、辞める主な理由を解説します。
新卒入社した企業を、新人が即辞めする主な6つの理由
1「人生でほぼ初体験の、ショッキングな仕打ちを受けたから」
- 職場での「上司」「先輩」「お局(おつぼね)」のような人達に、怒鳴られたり酷い嫌みを言われる
- 自身が担当した顧客から露骨に罵倒され、自身はひたすら頭を下げ続けるしかない
2「会社での労働時間が長すぎる」
- 仕事量が多すぎて、とても定時には退社できない
- 残業のような時間外労働が多い
- これらの事情のせいで、帰宅後に自由時間がほぼ無い状況に追い込まれる
3「勤めている企業でやらされる業務内容が、自身が期待していたものとは違っていた」
- 入社前に想像していた業務内容と、実際にやらされる業務内容が食い違っていて、自分の好みや性格とマッチしていない
- やりがいが全く感じられない
- 地味な裏方作業であり、人々から注目されたり感謝されることが起こらない
- 売上額や成約数のノルマが課せられ、そのノルマを達成することが非常に困難
4「自身が勤務している企業の社風・体質に、馴染むことができない」
- 企業の創業者や現代の社長を崇拝する、宗教じみた慣習があること
- 体育会系寄りの社風であり、
「上下関係が厳しすぎる」「何事も体力・元気な態度・気力と根性で乗り切ろうとする」といった理不尽なルールがある
5「入社した企業が、予想外のブラック企業だった」
- 業務内容が激務すぎて、心身の消耗が激しすぎたり、連日の退社時刻が深夜になっている
- 企業内での人間関係が非常に悪くて、上司からのパワハラ・セクハラが多発している
- ブラック企業であるせいで、過負荷のせいで社員達がイライラしていて、職場の人間関係が劣悪
- 給与が、不当に少ない
- 有給などの福利厚生はあくまで名目上のものであり、実際にはほぼ取得できない
勤めている企業があまりにもブラックである場合、心身の安全を第一にして、転職することもぜひ検討するべきです。
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6「”新入社員が特に辞めやすい時期”が来てしまった」
- 新入社員達のための研修期間が終了した時期
- 研修期間の終了後は、もう会社側からお客様扱いされなくなるため、辞める新入社員が多い
- 4月末~5月頭にかけての「ゴールデンウィーク」に入る
- まとまった休みに入ったことで、あれこれ考え込んでしまったり緊張の糸が切れてしまって、休み明けにふたたび出社することが難しくなる
新卒で入った会社を短期間で辞める場合に、注意したいこと
「新卒入社した会社を短期間で辞めることは、かなりリスクが高いということ」
再就職しようとする際に、面接官から大きなマイナス評価を受けやすい
前の会社を短期間で辞めているため、
「根性・忍耐力が無さそう」「仮に採用したとしても、うちの会社もすぐに辞めそう」と面接官に判断される可能性が大です。
この事情により、再就職が困難になる可能性が高くなります。
会社を辞めたことで、新卒カードを完全に消費してしまうことになる
- 新卒で入社した企業は、「その人物が新卒だったから」という理由で好条件(職歴やスキルや有力資格の有無を問われない)で就職できていた
- この効力が、俗に「新卒カード」の効力と言われている
新卒カードの効力で、その人物の本来の実力よりも数段良い条件で企業就職ができていたため、
新卒入社した会社を辞めてしまった場合、新卒カードの効果を消費し切ってしまうことになります。
「よほどの場合を除いて、新卒入社した企業はすぐには辞めないようにすること」
よほどの場合とは、
- 「企業の体質があまりにもブラックすぎる」「業務内容や職場の人間関係が自分に合わなすぎる」などの理由から、
このまま勤務し続けていたら確実に心身が壊れてしまう - 自分の適職を発見し、在職中に転職活動をして、適職の企業の内定を獲得している
といった例が代表的です。
転職活動を成功させるには、
まとまった期間の職歴(「1つの企業に、3年間勤め続けたこと」という期間が必要と一般的に言われている)が企業の面接官から求められるため、
よほどの場合以外は、我慢して今の企業に少なくとも3年間勤め続けるべきです。
本ブログでの、会社へ行きたくない主な理由を解説する記事↓も合わせてご覧下さい。
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