日本社会で暮らしていて、日本人が辛くなりがちな部分を解説します。
日本人が辛くなりやすい、主な3つの部分
1『同調圧力』が非常に強く、そのせいで個人として生きることがかなり困難
日本社会では『同調圧力(周りと同調するように、周囲の人達から圧力・プレッシャーをかけられること)』が非常に強く、そのせいで
- 集団内で、個人としての意見を言いづらい
- 集団の総意が優先されるため、個人の意見や個人の状況がないがしろにされやすい
- これに加えて、
「集団の総意に異を唱える、聡明な人の正しい意見」が無視されやすくなり、そのせいで集団が間違った方向へ向かいやすい、という悪い事態も起きやすくなる
- これに加えて、
これらのような、個人の個性を損なわれる事態になりやすいです。
2『主観的な幸福感』がかなり低い
各種のネガティブな感情にとらわれやすい
- 不安
- 抑うつ感(心がふさいでいて、落ち込んでいる状態のこと)
- 後悔
- 「自信の無さ」を始めとして、自己肯定感の低さ
- やたらと自己評価が低い
- 「自分は幸福になれない」「自分の頑張りは、きっと報われない」という無根拠なばくぜんとした思い
「疲れている」「苦しい」といった疲労感を覚えていることが多すぎる
- 主に中学~高校での、日々の勉強+受験勉強で、大きな疲労感を覚えやすい
- 社会へ出た後は、企業勤めでの労働で心身がくたくた状態になりやすい
物事を「減点方式」で評価することが多く、低評価に苦しみやすい
- 「100点満点をスタート時点として、そこからミスがあるごとにどんどん減点していく」という減点方式の評価をすることが非常に多い
- このような評価方式のせいで、「良いポイント」「成功した部分」などが見過ごされることが非常に多くなる
- ミスをすることへの恐怖心・不安感から、物事に挑戦することにおいて酷いプレッシャーを受けることになってしまう
3『責任感』が強すぎるせいで、過度の負担を抱え込みやすい
日本人は責任感(責任を重んじて、いったん請け負ったことは最後までやり遂げようとする考え方のこと)が強い傾向があり、そのせいで
- 容易に過労状態におちいってしまう
- 「課せられた責任から逃げることは恥」と考えやすく、自身が危機的状況にあっても逃げようとせずにそのまま潰れてしまう
- 責任感が強いことを利用されて、上の立場の人達から不当に多い仕事量を押しつけられやすい
- 押しつけられた結果、ブラックな労働環境が実現しやすくなる
これらのような、個人に過度な負荷がかかる状況におちいりやすいと言えます。
もしも現在の職場に強い不満がある場合、転職することも検討するべきです。
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日本は非常にレベルが高いのに、日本人は自信を欠いていることが多い
世界的に見て、日本が高レベルと言える主な部分
- 経済力(アメリカ・中国の次の、世界第三位)
- 料理・食材・加工食品など、食べ物全般の美味しさ
- 国全体での治安の良さ(犯罪率が低く、国内での紛争・内戦なども無いという平和さ)
- 「国民の兵役義務」「一党独裁の体制下」といったおかしな社会体制が無いという意味で、国の政治がまとも
- 街や建物内にゴミが少なく、それに加えて国民の衛生意識が非常に高くて綺麗好きであること
- 国民の学力
- 医療が充実しており、しかも国民健康保険などの医療保険が充実しているため、高品質の医療を手軽に受けることができる
- 商品・サービスが高品質であること
- 漫画・アニメ・ゲームといったオタク系カルチャーが世界一充実していること
- 企業や研究分野で、高度な技術力・開発力を備えていること
- 国民の大部分がモラル(道徳心)を備えていて、それによって社会の秩序が保たれていたり国民同士が敬意をもって接し合うことができること
- 国民の大部分が、勤勉さ・勤労精神を備えていること
日本人が辛くなりやすい部分は、”日本人の長所の副作用”である場合が多い
「モラルがある」という日本人の長所 | 集団の秩序を乱す人間・言動を、拒絶しやすくなる |
ちょっとした不正も見過ごせず、そのせいで個人が生きづらくなる | |
”個人間での礼を尽くした交友関係”が、息苦しくなりやすくなる |
たとえば、
本記事の1『同調圧力』が非常に強く、そのせいで個人として生きることがかなり困難で解説した日本人が辛くなりやすい部分は、
日本人が「モラル」「秩序・ルール」を重んじるという長所から転じて発生している可能性が非常に高いと考えられます。
日本という国と、日本人のレベルは、世界的に見ても相当に高いため、自分たち国民や自分の国にそれほど悲観する必要はありません。
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