自分の子どもをニート・引きこもりにしないように、
両親ができる「ニート化・引きこもり化の防止のための教育」を解説します。
子どもをニート・引きこもりにしないために、親がやるべき5つの教育
1「”他者とコミュニケーションを取ることの重要性”を教育する」
- 「両親が、子どもと積極的に会話をしようとする」「両親が、子どもに交友・恋愛を意識的に推奨する」などの方法で、
他者とコミュニケーションを取ることの重要性を長期的に教育していく
2「子どもに”成功体験”を繰り返し積ませる」
- 「その子どもにとっては少しだけハードルが高いが、頑張ったり熟考すればクリアできる、という難易度の課題」を用意し、
その課題を子どもに何度もクリアさせる- ちょっと難しい課題をクリアしたことで、子どもに自信・自己肯定感が身につく
- 子どもが課題をクリアした際に、
両親が褒め称えることで、子どもの自己肯定感が育つと同時に子どもと両親との関係性も良くなる
子どもがニート・引きこもりになってしまう場合、
多くのケースで「子どもと両親との間に、健全なコミュニケーションがなされていなかった」というものなので、
子どもとの共同生活と教育の過程で、子どもと両親がひんぱんにコミュニケーションを取ることが望ましいです。
3「子どもの自主性・自立心を、きちんと育てる」
子どもが自分自身で考えて選択することで、自主性が育つ
- 自分の頭で考えて、複数の選択肢の中から適切なものを選び取ること
- 自分の頭で考えて、自分がこれから取るべき行動を決定すること
- これらの行為を何度も繰り返させることにより、子どもに自主性が身につく
子どもの自主性を育てることで、自立心も育っていく
- 子どもの自主性が育ってくると、
おのずと「自分で進路・仕事を決めたい」「実家を出て、自分の力だけで生活していきたい」という自立心も育っていく- 子どもが「早く家を出て自立したい」と思えるように、あえて「うっとうしくて邪魔な存在」として両親が振る舞うことも必要な場合が多い
4「子どもに、社会性を身につけさせる」
子どもが社会に適応できるように、社会性を身につける手伝いをする
- 自分が所属している組織・グループのルールに、大人しく従うこと
- 上の立場の人達から正当に要求される物事に対して、大人しく要求に応えること
- 「毎日、決まった時刻に特定の場所へ通って、そこで作業をすること」という仕事のようなルーチンワークができること
- 上記のリストは、たとえば学校へ通って勉強を継続することで達成されやすい
「勉強したり仕事をするために必要なこと・やるべきことを、きちんとやる」
という習慣を子どもに身につけさせることができたか、それともできなかったかは、
子どもがニート・引きこもりになるかならないかに大きく影響する重大要素です。
”社会を生き抜くためのしたたかさ”を身につけさせる
- 自分が欲しいものは、他者から与えられるのを待つのではなく自分の力・努力によって手に入れること
- やられたらやり返すこと(不当な負担の押しつけや犯罪行為をされたら、黙っていないで反抗すること)
- 物事をスムーズに進めるためには、
孤立するのではなく、他者と協調したり集団の中に溶け込んだ方が得策であること- 主にこれらを教育するべき
5「働くことの重要性を、きちんと子どもに理解させる」
- 両親が、「社会へ出て働くことについての実感」「会社の雰囲気・人間関係」などを子どもに伝え、
社会で働くことが身近であることを理解させる- 社会へ出ることができない人達は、働くことを「自分とは関係無い、遠い世界の出来事」のようにとらえていることが非常に多いため
- 高校生・大学生・専門学校生などの学生時に、アルバイトをすることを子どもに推奨する
- 「高校・大学の卒業時に、新卒で企業就職することの重要性」を、子どもにしっかりと教え込むこと
- 新卒時に企業就職しない場合、企業就職が大幅に困難になることを、よく分かっていない子どもがかなり多いため
ニート・引きこもりの子どもを就職させるにあたって、
ニート系の若者を企業就職させてくれる専門サービスの利用も検討してみるべきです。
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