ネットを通して「絵・イラストの仕事」の依頼を受けることを成功しやすくするための重要なことを、解説します。
ネットを通して絵の仕事をするために、非常に重要な4つのこと
1「自分から積極的に、絵の『営業』を行うこと」
- 絵のポートフォリオ(自分の絵のサンプル集であり、自身の画力・画風を相手に見せるための絵の資料)のデータを、
「イラストを描ける人材を募集している企業」へ、積極的にメールで送付する- 企業のホームページの、連絡先フォームや、サイト上に掲載してある連絡用メールアドレスを通して絵のポートフォリオのデータを送付する
ネットを利用して絵を仕事を請けている商業イラストレーター達に共通している大きな特徴が、
『企業を相手にして、絵の営業(商品の売り込み活動のこと)を継続している』
という点です。
絵の営業を実際にしているか、それともしていないかが、絵で仕事ができるかできないかの重要な分岐点です。
2「自分の絵をネット上の各所で公開して、業者の目に触れやすくする」
SNS(現代では、これが推奨される)
- pixiv
- イラストの投稿をメインの目的にしたSNSであり、イラストレーターを探している業者からの連絡を受けやすいため、非常におすすめ
これらのSNSでの自身のアカウントで、
「描いた絵を、定期的にアップロードして公開状態にする」
「自身のブログのURLを掲載する(”大量の絵を見やすく掲載しているブログ”への導線として、SNSを利用する)」
「業者からのメッセージを受信できる状態にしておく」
といった工夫により、仕事を請け負ってもらえるイラストレーターを探している業者達の目に留まりやすくなります。
pixivで、デイリーランキングの上位30位以内程度に自身の絵が入っていると、業者から仕事の打診のメッセージがひんぱんに届くようになる、
と言われています。
3 「継続的に絵を描いて、描いた絵をネット上で公開すること」
- 絵をたくさん描くことで、絵の練習・経験を着々と積んでいく
- 本記事の「自分の絵をネット上の各所で公開して、業者の目に触れやすくする」で解説したように、
ネット上のSNSやブログへ絵をアップロードし続けると、絵が人目に触れやすくなり、業者からのコンタクトを受けやすくなる
4「絵を、仕事として描くようにすること」
なるべく、仕事は選ばないようにする
「こういう分野の絵が得意だから、その分野の絵の仕事だけを請け負います」
「低俗な内容の絵の仕事は、自身の信条に反するので請け負いません」
といった態度を取る場合、できる仕事の数が激減してしまいます。
そのため、「仕事では、どんな絵でも描きます」という仕事を選ばない態度のイラストレーターが、商業の世界では生き残りやすいと言われています。
ネット経由での絵の仕事の依頼は、
『スマートフォンで遊ぶソーシャルゲームでの、キャラクターカードの絵』の仕事の依頼が非常に多いと言われているため、
そのような仕事を積極的に請けることで、イラストレーターとして生計を立てやすくなります。
クライアント(取引先)の絵の要望に、きちんと応える
- 『クライアントが、イラストレーターに描いて欲しい絵のタイプ・特徴・絵の雰囲気』などを、クライアントとの綿密な意見交換によってできる限り正確に把握する
- イラストレーター側の理解が不正確であった場合、絵のリテイク(やり直し)が続いて、そのせいで仕事の単価がどんどん下がってしまう
- 『イラストレーターの個人的趣味・個人的好み』を絵に反映させると、クライアントの要望を守れなくなってOKがもらえなくなるし、
身勝手なイラストレーターとして評価されてしまい、次の仕事の話が来なくなってしまう
きちんと納期を守る
アマチュア時代では「今日は気が乗らない」「苦手な分野の絵に挑戦中で、気が乗らない」といった理由で絵を描くことをサボることが許されていましたが、
仕事として絵を描く場合は、納期を厳守することが必要になります。
アマチュア時代とは、イラストレーターに求められている心構え・スキルが別物になっています。
本ブログでの、プロとアマチュアの違いを解説する記事↓も合わせてご覧下さい。
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