個人事業主(自営業をする人のこと)になるために求められることを解説します。
個人事業主として働くために求められる、6つのこと
1「”売りになるスキル”があること」
- 「人々の需要を満たす商品・サービスを提供できる」というスキルが、個人事業主には必須となる
- 上記のスキルをもっていることに加えて、「今現在、社会で需要があること」を調査したり考えつくスキルも求められる
2「”不安”や”孤独”への耐性が高いこと」
個人事業主という労働形態は、
仕事の収入が不安定だったり、ビジネスが軌道に乗るまでにかなりの時間がかかったりと、何かと不安を抱きやすいです。
また、
自宅で自分独りで仕事をするパターンが多いため、
それなりの強さの不安耐性や孤独耐性が求められます。
4「自分で自分を律することができること」
- 個人事業主は、「毎日、一定時間仕事をすること」を自発的にできる人物でないと務まらない
- 個人事業主には、自身を監視する上司や同僚などがいない場合が多くて、自身の意思が弱いと仕事をサボり放題になってしまうから
5「税金や国民健康保険料の支払いなどの手続きを自力でできること」
- 「確定申告(仕事における、年間の収支の帳簿をつけて、それを所定の書類に記入して期日までに税務署に提出すること)」を始めとして、
個人事業主は自力でしなければならない手続きがかなり多い- 慣れれば難しくは無いが、「自分でやるのは大変そう」「難しそう」という思いから、個人事業主になることを避けてしまう人がかなり多い
6「個人事業主になるための行動を、実際に起こすことができること」
- 「自分の手でビジネスを立ち上げる」という勇気
- 個人事業主になるために、時には脱サラをしたり、開業届を税務署に提出するという行動力
- 上記のリストのような「勇気」「行動力」が、個人事業主になるために必須となる
「個人事業主向きの人」と「会社員向きの人」の、それぞれの特徴
「個人事業主向きの人」の特徴
- 何かしらの「お金になる、秀でたスキル」をもっている
- 会社のような組織におけるルール・人間関係に束縛されることを、強く嫌う
- 「仕事における、仕事の仕方やお金の稼ぎ方」「自分のライフスタイル」を、自分自身で設計したいと強く思っている
- 「好きな仕事をしたり、自分好みのライフスタイルを実現するためには、日々のあらゆる努力を惜しまない」と考えることができる人が、個人事業主に向いている
「会社員向きの人」の特徴
- 高校や大学をきちんと卒業し、「社会が定めたレール」の上を走ることが得意
- 良い意味で自分というものが無い性格をしていて、
会社に存在するあれこれのルール・社風(多少、理不尽であるルール・社風も含む)に抵抗なく従うことができる - 「他者達と上手く付き合っていける、高い協調性」「毎日、決められた時刻に同じ場所へ通い続けることができる、高い規律性」などを備えている
- 「安定した収入・生活」「波乱が無い、穏やかな日常」などを、強く求めている
- 仕事を「生活費を稼ぐためのもの」と割り切っていて、
「やりたい仕事」「自身の人生で成し遂げたい、(仕事方面での)夢」などが無い
個人事業主 | 会社員 | |
---|---|---|
収入の高さ | 収入は不安定で、初期は低いことが多い(軌道に乗れば会社員を上回ることが多い) | 収入は最初から安定しているが、収入額の上限は低い |
特殊なスキルの必要性 | 多くの場合で、特殊なスキルが求められる | 普通の企業ならば特殊なスキルは求められない |
自律性の必要性 | 万事について、自分で考えて動いていくことが必須 | だいたいの物事を企業側に代行してもらえるので、自律性はあまり求められない |
安定ではなく、「高額の収入」「自由」「自分自身の手で、仕事や自分の人生を設計したい」などを強く求める方は個人事業主を、
自由は無くても良いから安定性や平穏な日々を強く求める方は会社員になることを推奨します。
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