世の中の賢い人達が、彼らの賢さが原因で不幸になりやすい理由を解説します。
賢い人達が、その賢さゆえに不幸になりやすい4つのポイント
1「賢い人達は、どうしても孤独な状況になりやすい」
- 賢い人と、「興味の対象」「知っていること」のレベルが合う話し相手がなかなかいない
- 話し相手から「新規の情報」や「興味深い考え方」などを得られる可能性が低く、いっしょにいても時間の無駄になりやすい
- 賢い人自身がプライドが高い傾向があり、そのせいで他者を見下したりまともに相手をしないことが多い
- 賢くない人達の集団が「間違った結論を出して、それで良しとすること」「みんなで愚かな行動を取ろうとしていること」に、
賢い人がついて行けなかったり付き合っていられない、ということもよく起こる
- 賢くない人達の集団が「間違った結論を出して、それで良しとすること」「みんなで愚かな行動を取ろうとしていること」に、
- 賢い人を指導するべき立場である「両親」「教師」「上司」なども、賢い人を上手く扱えずに距離を取ろうとすることが多い
2「見るべきでは無い部分にいやおうなしに気づいてしまい、そのせいで不幸になる」
- 自身が身を置いている社会での、権力者やお金持ちによって敷かれた支配構造
- 人間の内面にある、醜い部分やそのような本性
- 社会での、時代遅れだったり非効率的な慣習や仕組みが、現代でも見直されることなくそのまま運用されていること
- 個人間や企業間や国家間で、強者側が弱者側から搾取したり痛めつけたりするような、非人道的で暴力的な構造
- 普通の人達ならば気がつかないことが多いが、賢い人達は上記のリストのようなことに気づいてしまい、不快になったり失望しやすくなる
世の中には「知ったところでどうにもならず、ただ不快になるだけの知識・情報」が存在し、賢い人達はそれに触れてしまうせいで不快感や絶望感を覚えやすくなります。
3「いろいろな理由から、社会に適応できないことが多くなる」
- 社会における、さまざまな不合理さやゆがみに、自力で気付いてしまう
- 多数の不合理さやゆがみを抱えたままの社会で、黙って勉強したり労働することに耐えられなくなることが多くなる
- 他の人達と話や考え方が合わないため、学校や職場などの場に馴染むことが難しい
4「要求水準が高いせいで、幸福になるためのハードルが高すぎる」
- 自身の「知識の水準」「学業や仕事での成績」「所属する学校の種類や会社の種類」「社会的ステータスの高さ」などが、賢い人は高水準を求める傾向が強い
- 高水準の成果を得るために、並々ならぬ努力が必要になり、そう簡単には幸福になれない
- 賢い人の「両親や兄弟姉妹」「教師」「職場の上司や同僚」から大きな期待をかけられることが多く、そのことが賢い人の大きな負担になってしまう
賢い人達の中で、幸せになれる人となれない人の各種の違い
幸せになれるタイプの賢い人
自身の賢さを『自身の幸福の実現』のために前向きに利用できる
- 「自身が最も求めているもの(たとえば、趣味や知識や金銭や社会的ステータスや人々への貢献など)」
- 平穏な生活環境
- 心身の健康
- 精神的充足感
- 心にドキドキワクワク感をもたらしてくれるモノ
- たとえば、上記のリストのような自身の幸福の実現につながるものを得るために、賢さを活かした的確な努力ができる
他者と上手く協調することができる
自身の卓越した知性や、高めのプライドを、人前では上手く隠すことができます。
集団の和を乱さずに愛想が良い態度を取るため、他者と衝突することが少なくなります。
幸せになれるタイプの賢い人は、他者達と付かず離れずという距離感を保っていることが多く、そのおかげで、みんなから疎外されたり孤独感に苦しむことがあまりありません。
考えても仕方が無いことは、そういうものだと割り切る
- 自分個人の力では動かしようがない、世の中のあれこれの構造
- 自身にとっては気にくわない、世の中の人間達の習性
- これらについてはっきりと認識しつつも、仕方ないことだと割り切っている
幸せになれるタイプの賢い人達は、
考えても仕方の無いことは「そういうものだからしょうがない」と割り切っていて、それ以上は関与せずに、自身の幸福のために動き続けています。
幸せになれないタイプの賢い人
せっかくの賢さを有効活用できずに、「不快感」「悲観」という結果の先へ進めない
本記事の
自身の賢さを『自身の幸福の実現』のために前向きに利用できる、
のそれぞれの項目の事柄が実現できない、ということが「幸せになれないタイプの賢い人」の最大の特徴です。
賢さのせいで世の中のあれこれのゆがみに気付き、不快感や悲観にとらわれても、そこから先へ進むための行動が取れません。
他者と衝突したり、孤独に苦しみやすい
本記事の「他者と上手く協調することができる」とは反対に、
他者と衝突して孤独に苦しむことが多くなります。
他者との人間関係において、「妥協」「落としどころを見つける」といったことができないことが原因です。
本ブログでの、中途半端に賢い人達に共通する特徴を解説する記事↓も合わせてご覧下さい。
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