社員が社内ニート状態になってしまう原因と、
社内ニート状態が辛いうえに危険である理由を解説します。
社員が「社内ニート」になってしまう、主な3つの原因
「社内ニート」とは、
会社に所属している会社員でありながら、いろいろな事情で仕事をほとんど任されておらず、
ニート状態の日々を送っている人を指す言葉です。
1「社内ニート本人の能力が低いせいで、仕事を与えられなくなった」
- 「要領が悪すぎる」「物覚えが悪すぎる」「だらしない態度であり、職務怠慢を繰り返す」などの理由から、仕事を任されなくなった
- その人のコミュニケーション能力が低すぎるせいで、職場でのチームの足並みが乱れる原因になり、チームに在籍したままだと悪影響が大きすぎる
2「会社側の体制に問題があったせいで、社内ニートになる人が出てきてしまった」
新入社員の教育体制が、まだ整っていない
- 新人を教育するために、人員を割く余裕が無い
- その企業が慢性的な人手不足状態であったり、今が繁忙期であるため、などが理由
- 専門性が高い業務であるため、新人を教育するためのマニュアルや教育用の体制を用意するのが困難であったり、かなり時間がかかる
その人が所属している部署が、人員が過剰な状態
- その部署が担当する仕事量に対して、その部署の人員数が明らかに過剰
- 人員過剰な状況のせいで、仕事を割り振られずに社内ニートになる社員が出てくる
3「その人が特殊な事情を抱えているため、社内ニート状態でも周囲に許容されている」
- 社内で強い立場にある人が斡旋した縁故採用(身内のコネクションでの採用こと)であるため、仕事が全然できないとしても解雇できない
- たとえば「社内での不当な激務の結果、うつ病等で潰れてしまった社員が、長期の休養の後に社に復帰した」
といった会社側に負い目があるケースであるため、その人が社内ニート状態であっても会社側からは強く出られない
社内ニート状態にある社員達は、
「一日中、PCで文書ファイルを無意味にいじる(何の成果にもならない)」「何もすることが無いが、就業時間中であるため読書や資格試験の勉強などは禁止」「大した意味も無い、書類の整理作業や備品の整理作業を毎日続ける」
といった、無意味な作業をしたり、会社側からの嫌がらせのような措置を受けているため、
社内ニート状態はうらやましいどころか、じんだいな苦痛に見舞われることがほとんどであると言われています。
「社内ニート」という状況が危険である、3つの理由
社内ニートは、まっさきにリストラ・左遷などの対象になるから
- 社内ニートは社内で放置状態にあり、会社側から期待をかけられていない状況
- 社内ニートはろくに業務をしておらず、会社側からすれば給料泥棒そのものという状況
- これらの状況から、経営不振などの理由で人員整理をしたい時に、社内ニートはまっさきにリストラ・左遷などの対象になってしまう
働くことで身につくスキルや、労働による達成感が得られないから
- 会社の中でまっとうに働いていれば、複雑な業務をこなすためのスキル・知識がおのずと身についていく
- このスキル・知識は、社内で自身が昇進するための武器・有利な転職を成功させるための武器になる
- 会社の中でまっとうに働いていれば、各種の業務をこなすうえで他の社員達から感謝・賞賛などを受けやすく、それによって達成感や充実感を得られる
- 社内ニート状態では労働をすることでの達成感・充実感が得られないし、社内で他の社員達にうとまれたり軽んじられる立場にある
社内ニート状態を続けていても、多くの場合で状況は悪化し続けるばかりであり、転職を検討するべきです。
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以上の事柄から、社内ニートは精神的に辛すぎるから
本記事の、
社内ニートは、まっさきにリストラ・左遷などの対象になるから、
働くことで身につくスキルや、労働による達成感が得られないから、
のそれぞれの項目で解説したように、
社内ニートはリストラや左遷で会社にいられなくなる可能性が高かったり、スキルの獲得や達成感の獲得も起こらない空虚な日々をほぼ確実に送ることになります。
そのため、社内ニート状態は楽どころか、精神的に辛すぎることが真相です。
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