うつ病を始めとした精神疾患にかかりにくい人達に共通している、性格の特徴について解説します。
うつ病になりにくい人の、主な5つの特徴
1「細かいことにこだわらない性格をしている」
- 少々、おおざっぱな性格をしていて、細かい不都合や小さな不快感は気にしない
- あまり、物事を深く考え込まない
- 「まあ、どうでも良いか」「まあ、気にすることないか」といった風に、考えすぎない性格をしている
2「楽天的な性格をしている」
- これから先の未来が明るいものになると、これといった根拠が無くても信じることができる
- 常に不安にとらわれているよりは、はるかに良い状況
3「自身の感情を、上手く処理できる」
無理に感情を溜め込まずに、その時々で発散できる
- 怒りや不満がこみ上げた時は、しっかりと声に出して話し相手に訴える
- 面白かったり笑いがこみ上げたら、ちゃんと表情を明るくさせる
- 悲しかったら、その感情を周りへ訴える言葉を口にしたり、時には涙を流す
恐怖や不安などのマイナス感情が高まったとしても、パニックにならない
- 仮にマイナス感情が高まったとしても、「想定外のことが起こったが、事態はそこまで深刻ではない」と冷静に状況を判断できる
- 冷静に状況を判断することができずにパニックになることが多い場合、精神へのダメージが増大するのでうつ病になりやすくなる
4「状況の変化に応じて、自身の立ち位置や振る舞い方を柔軟に変えることができる」
- 不当に負担が押しつけられそうになったら、上手くかわして逃げる
- 状況が悪化し始めたら、今居る状況からさっさと逃げたり、勝ち馬に乗ろうと立ち位置を変える
5「自分というものを、はっきりと持っている」
- 「自分自身の意志」「自分の考え」などをはっきりともっていて、周りにほとんど流されない
- 自身の意志が明確であるため、不当な責任転嫁などには屈せずに反論・反対する
- 自己の正当化が得意であり、そのため「自分が悪い…」と思い詰めることがほとんど無い
- 自分のための目的・夢・願望などのために行動することが多く、特定の人間や特定の集団に過度な思い入れをしない
うつ病になりにくい人となりやすい人の、各種の違い
性格の基本的構造の違い
うつ病になりにくい人は、快活だったりさっぱりとした性格をしている
- 明るくて前向き
- おおらかで、細かいことにはこだわらない
- 考え方が合理的であり思考に無駄が無く、そのせいで恐怖や不安に流されにくい
- 溜まった感情をその都度発露させることができ、悪い感情を溜め込まない
- 自己肯定感が高く、そのおかげで自分で自分を認めることができている
うつ病になりやすい人は、不安に弱かったり執着しやすい性格をしている
- 暗い性格であり、落ち込みやすかったり悲観に支配されやすい
- おびえやすく、そのせいで不安や恐怖を覚えやすい性格
- 性格が粘着質な気質であり、悪い意味合いで物事に執着しやすい
- 自己肯定感が低く、そのせいで自分を責めやすい性格
- 「ストレス耐性が低すぎて、普通の人達ならば当たり前に耐えられる負荷でも潰れてしまう」という性格である場合が珍しくない
柔軟性の有無
うつ病になりにくい人は、物事に柔軟に対応できる
自分の立ち位置・立ち振る舞い方・発言などを柔軟に変えて状況に対応できるため、心身に過度な負担を受けにくいです。
うつ病になりやすい人は、柔軟性に大きく欠ける
行動方針や考え方が硬直的であり、状況が悪化しても上手く逃げ出せないため、
心身にかかる負荷がどんどん上昇していく、といううつ病を発症しやすい事態へ追い込まれます。
うつ病になりやすい人達に共通する性格的特徴として、
「真面目すぎる」「完璧主義」「がんこで融通が利かない」という、柔軟性に欠けることを示唆する特徴がよく挙げられます。
「真面目すぎる」「完璧主義」「がんこで融通が利かない」という、柔軟性に欠けることを示唆する特徴がよく挙げられます。
精神面での中心軸の有無
うつ病になりにくい人は、精神面での中心軸をもっていることが多い
- 精神面での中心軸(心の支えとなる信条や自信などのこと)をもっていることが多い
- 自分本位な考え方や行動を取ることができたり、めったなことでは心が揺らがないため、うつ病になりにくい
うつ病になりやすい人は、精神面での中心軸をもっていない傾向が強い
- 精神面での中心軸をもっていない場合、うつ病になりやすくなる
- 他人に依存して他人に振り回されたり、不安感によって容易に心がブレるため、そのせいで精神的ダメージが蓄積しやすいから
本ブログでの、メンヘラになりやすい人達に共通する特徴を解説する記事↓も合わせてご覧下さい。
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