プロの仕事への姿勢の特徴と、
プロになれないアマチュアの仕事への姿勢の特徴を、それぞれ解説します。
プロの行動・状況の、主な5つの特徴
1「仕事において、それなりの額の金銭を受け取っている」
受け取った金銭で、生計を立てることができている
「仕事によって得た金銭で生活していくことができる」という条件は、プロの条件として筆頭に挙がります。
仕事で定期的に金銭を受け取っていたり、アマチュアが受け取る金銭よりも金額が大きい
アマチュアがたまにしか金銭を得られないことに対して、
プロは仕事で定期的に金銭を得ていたり、アマチュアよりも多額の金銭を受け取ることが多いと言われています。
2「自身がする仕事に対して、自身が責任を負うようにしている」
顧客が満足できる結果を実現できるように、最大限の力を尽くす
- 顧客が満足できる結果になるように、手を尽くして仕事に当たる
- 「顧客の満足」を最優先にするため、プロ側の私情や趣味や好みは仕事にはさまないようにしている
- 各種の契約をきちんと履行する
- 仕事が失敗しないように、あれこれのリスクを考慮することや不測の事態への対策も準備しておく
仕事が失敗した場合は、自身がダメージを負うようにしている
- 自身が責任を取って、顧客から報酬を受け取らずにタダ働きという結果にする
- 業界の中に自身の悪評が広がることも、プロとして覚悟せざるを得ない
3「実力が高い」
プロの、仕事の成果レベル
- アマチュアの仕事よりも、確実に仕事が丁寧で高品質
- 仕事の成果の平均レベルがかなり高く、どの仕事でも安定して高レベルである傾向が強くある
- 「仕事をサボったりなまけない」「引き受けた仕事をキャンセルしない」など、仕事に対して律儀な態度
- 仕事内容が、顧客の要求や、世間での需要に、きちんと対応している
自身の得意不得意をきっちり理解している
- これまでの経験や自己分析により、自身の強みと弱み、自身の得意分野と不得意分野を熟知している
- これにより、強みや得意分野を活かして、自身の売りを作ったり同業他社との差別化を図っている
- 弱み・不得意分野は仕事が失敗することにつながるため、弱み・不得意分野が関わってくるタイプの仕事は事前に避ける
仕事が早い
- その仕事をやり慣れているため、仕事が早い
- 高度なスキルをもっているため、仕事が早い
- 自身の生活における仕事の優先度が高いことやプロ意識を持っていることから、仕事が早い
プロが為す仕事に共通する大きな特徴が、
「仕事のクオリティーが安定的に高く、しかも仕事をすることが早い」
というものです。
4「コストや、コストパフォーマンスを、強く意識している」
- 仕事にかけるコスト(自身の時間や、仕事に用いる消耗品など)を強く意識しているため、仕事を安請け合いしない
- よほどのことが無い限り、コストをつぎ込むのに見返りの金銭がゼロのタダ働きはしない
- 仕事で効率よく稼ぐために、コストパフォーマンス(費用対効果)を強く意識しているため、割に合わないタイプの仕事はなるべく請け負わない
5「仕事のスキル以外の、重要なものを備えている」
- 自身が身を置く業界や顧客達と、上手く付き合っていくための心構え・行動
- 業界や顧客達に自分を積極的に売り込んでいくための、セルフプロデュース能力・営業力
- 自身の仕事を飽きずに長年継続できる、性格的適性の高さ
- 顧客の期待を背負ったり多数の人達に注目されることのプレッシャーに耐える能力
- たとえば上記のリストが、仕事のスキル以外の重要なもの
アマチュアの行動・状況の、主な3つの特徴
1「そのことをやっていても、金銭を受け取っていない」
- 「売上金」「報酬」「謝礼金」といったものを受け取っていない
- 「商品やサービスの一般販売」「広く仕事を請け負うこと」などをそもそもしていない場合が多い
- 商品やサービスが、世間での需要を無視したひとりよがりなものであるため、全く売れないという場合も多い
アマチュアとプロの違いとして最もよく挙げられることが、
「金銭の授受の有無や、顧客から受け取った金額の大小」
です。
2「仕事への姿勢や行動方針に、一貫性・戦略性が備わっていない」
- 気が向いた時にだけその仕事に手をつけ、休んでいる期間の方が長い
- 仕事のやり方が行き当たりばったりであり、一貫性が備わっていない
- 仕事において、改善や効率や確実さなどの戦略性に欠ける
3「プロがもっているものを、アマチュアの方はもっていない」
その物事に対して、責任感が欠けている
本記事の2「自身がする仕事に対して、自身が責任を負うようにしている」で解説した内容とは反対に、
仕事に対しての責任感や、責任のある態度が欠如している傾向があります。
実力が不足している
本記事の3「実力が高い」で解説した内容とは反対に、
アマチュアは実力が不足していることが多く、仕事の成果がプロのそれよりも劣ることが非常に多くなります。
コスト意識をもっていないことが多い
本記事の4「コストや、コストパフォーマンスを、強く意識している」で解説した内容とは反対に、
アマチュアはコスト意識をもっていないことが多く、
そのせいでタダで仕事を引き受けたり、コスト度外視の行為を続けて大損することが頻発します。
プロとして活躍し続けるための資質が欠けている
本記事の5「仕事のスキル以外の、重要なものを備えている」で解説した内容の、
スキル以外の大切なものをアマチュアは備えていない場合が多いです。
スキルだけはプロ並みであっても、継続する能力や業界と付き合っていく能力が欠けているため、プロになれないアマチュア、
という人達は相当数に上ります。
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