就職に役立つタイプの専門学校と、
就職にほとんど役立たないダメなタイプの専門学校を、それぞれ解説します。
役に立つ、2種類の専門学校
1「専門学校で勉強すること」が「就職」に直結するタイプの専門学校
具体例として
- 「医療系」の専門学校
- 看護や理学療法や鍼灸や歯科衛生や医療事務など
- 「自動車整備」の専門学校
- 「IT」の専門学校
- プログラミングやWeb開発やモバイルアプリ開発など
専門学校での授業で、
授業の中での実習という形でその仕事に必要な技能を習得できたり、プログラミングの知識・スキルなどその仕事に必須のものを獲得できる、
ということが、役立つ専門学校に共通する大きな特徴の1つです。
「役に立たない専門学校の授業内容は、ハデだったり面白そうなものであることが多い」という傾向があります。
2「専門学校で勉強する過程で、有力な資格や免許を取得できる」
- 国家資格
- 「自動車整備士」「美容師」「栄養士」「看護師」「調理師」「税理士」「公認会計士」など他多数
- 免許
- 「幼稚園教諭二種免許」「中学校教諭一種免許」など
たとえば、「調理師」「栄養士」「保育士」などは、専門学校で規定の学習コースをクリアして卒業すると、卒業を条件として国家資格が取得できます。
それ以外にも、国家資格試験に合格することを目指して教育課程・授業が組まれた専門学校も数多く存在します。
国家資格や、特定の職業用の免許があると、国家資格や免許を用いて容易に就職ができるようになるので、国家資格や免許を取得できるタイプの専門学校は非常におすすめです。
役に立たない、3種類の専門学校
1「漫画やアニメやゲームなどの、娯楽コンテンツ系統の専門学校」
- 漫画
- アニメ(アニメーター養成の専門学校)
- ゲーム制作
- プロゲーマー
- イラスト
- ライトノベル
- 声優
上記のリストのような娯楽コンテンツ系統の専門学校は、効果が得られないタイプの専門学校の筆頭に挙がります。
これらのコンテンツは、プロデビューするためには新人賞コンテストで競争倍率が50倍~100倍程度の新人賞を受賞したり、同じく高倍率の会社の面接試験を突破したり、オーディションで合格する必要があります。
娯楽コンテンツ系統の専門学校に通ったとしても、専門学校での授業を通してその分野の基礎的な技術を学習できるだけで、
就職するために実質的に必要な賞を受賞する実力や、会社の採用試験で内定を取る実力が獲得できる保証はどこにもありません。
2「芸能系統の専門学校」
- 俳優
- タレント
- お笑い芸人
- ダンサー
- 歌手
- 楽器演奏
本記事の漫画や1「アニメやゲームなどの、娯楽コンテンツ系統の専門学校」と同様に、
プロデビューを果たすには競争倍率が非常に高いオーディションを突破する必要があり、そのための実力が専門学校に通うことで身につく可能性はいちじるしく低いと言わざるを得ません。
3「趣味の分野に近い物事の専門学校」
- 美容(メーク・ヘアメーク・ネイルなど)
- ブライダル
- カメラ
- 映像制作
- ファッション(衣服のデザインや縫製など)
- インテリアデザイン
- フィギュアデザイン
- 旅行
上記のリストのような、
「華やかで憧れる職種」「趣味が仕事になる職種」に関する専門学校は注意が必要です。
その理由は、華やかな職種や趣味が仕事になる職種に憧れる人達を釣って、専門学校側が学費をせしめようとしている可能性が非常に高いからです。
専門学校卒業後の就職を度外視して、純粋な勉学のために入校するのならば問題ありませんが、
専門学校卒業後にきちんと就職できることを期待している場合、
職種の人気が高いせいで就職の競争倍率が高すぎたり、そもそも会社側の募集人数が少なすぎるなどの理由から、就職できなくなる場合が非常に多くなります。
現実的な就職を成功させるためには、
憧れの感情にまどわされることなく、就きやすい職種や自身の適性に合った職種を知り、その職に就くための行動を開始することが重要です。
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