成熟した先進国で高確率で起こる、少子化など4つの衰退現象

 

産業や文化が成熟した先進国でほぼ確実に起こる、衰退現象の種類について解説します。

 

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成熟期にある先進国でほぼ確実に起こる、4つの衰退減少

 

 

1「少子化が起きて、その国の人口数が減り始める」

  • 国が成熟したことで娯楽の種類が充実し、そのことによって「恋愛」「結婚」「子育て」の相対的な価値が低下する
  • 女性が社会進出するようになり、仕事をすることでそれなりの収入を得られるようになるため、「結婚して、男性に経済的に依存する必要性」が大幅に低下する
  • 成熟した国では男女ともに生活上で経済活動を優先するようになることが多く、そのせいで晩婚化・非婚化を招くようになる
    • 以上のリストの事情から、成熟した先進国では非常に高い確率で少子化が起こるようになる

 

 

 

 

2「高齢化が起きて、国の財政が圧迫されるようになる」

  • 国が成熟したことで、「生活環境」「国民が受けることができる医療レベル」が向上し、それによって国民が高齢になっても生き続けることが多くなる
    • 高齢者用の「年金」「医療費」などが、国の財政を圧迫するようになる
    • 高齢者が国民の多数派を占めるようになったことで、
      国の選挙制度上、高齢者を優遇して若者を冷遇するような政策が多くなり、若者が不利な立場になったり国の活力が失われることになる

 

 

 

 

3「国民の間で格差が固定され始め、そのせいで悪い事態になりやすくなる」

その国で「資本主義」「国民間での分断」が進行した結果、格差が固定され始める
  • 資本主義経済が施行され続けた結果、資本主義経済の仕組み上、金持ちがより金持ちになり続けて、国民間で金持ちと貧乏人という挽回が困難な格差が固定されてしまう
  • 「良い家柄であり、容姿や学力などが優れている人達」が結婚によって結びつき合うことで、社会的階級や遺伝的資質での国民間の格差が固定されてしまう

 

 

格差の下側の国民達は、やる気を失うことが多くなる
  • 「格差の下側にいる自分たちは、どうあがいても格差の上側へ昇ることは無理」という考えから、やる気を失ってしまう
  • 格差が固定されている現状を変えるために、暴動・略奪・革命運動などを起こす危険性が高くなり、社会が不安定な状況になっていく

 

 

 

 

4「安くて高品質な商品が国民に行き渡り、市場が飽和状態になる」

  • 国内産業が発達したことで、
    「価格が安くて、しかも耐久性が高くてなかなか壊れない商品」が当たり前に販売されるようになり、それらの商品が国民に広く行き渡るようになる

    • 道具の買い換えがなかなか起こらないようになり、大量生産&大量消費が実現困難になって国内企業が成長しにくくなる

本記事の1「少子化が起きて、その国の人口数が減り始める」で解説したように、

成熟した国では少子化現象によって国民の数(消費者の数)自体が減少していきます。

この状況になってしまうと、商品・サービスの国外への輸出に力を入れないことには企業は先細りする一方になります。

 




成熟した先進国と、成長中の発展途上国の、それぞれの違い

成熟した先進国成長中の発展途上国
国民の数の増減具合国民は減少傾向にある国民は増加傾向にある
国の企業の伸びしろ国内産業が飽和状態にあるため、伸びしろは小さい発展途上であるため、伸びしろは大きい
国の少子高齢化の具合少子高齢化が進み、子どもの数が減って高齢者が多数派になっている少子高齢化はそれほど進行していない
国の活気の具合経済成長が頭打ち状態になっていることが多く、国には閉塞感が漂っている経済が右肩上がりで成長しているため、国に活気がある

 

 

「成熟した先進国」と「成長中の発展途上国」の関係を理解するうえで注意したいことは、

必ずしも発展途上国が先進国を追い抜かすとは限らない、ということです。

 

  • 「移民の導入によって、国民数を増やしていく」「企業がITサービスを世界に展開して、世界中から顧客を獲得する」などの方法で、今の限界を突破してさらなる成長が見込める
  • 先進国は「その国の国民が優秀である傾向がある」「業界で世界トップクラスの地位にある大企業を保有していることが多い」などの理由により、かなり優位な立場にある

 

上記の理由により、

成長を続けた発展途上国が追い上げてきても、逆転を許さない、という事態になりやすいと考えられます。

 

日本のような先進国は、レースにおけるトップ集団の中でひたすら走り続けているような状況です。

走っても走ってもトップ集団の中での今の順位を維持できるだけで、周囲の先進国をごぼう抜きするような爽快感は無く、

その状況では閉塞感・焦燥感を覚えることも無理はありません。

ただし、それでも、世界中の国々の大部分を占める発展途上国群よりも、はるかに恵まれていて有利な状況にあることは事実です。

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約7年間、いろいろなブログを運営する仕事をしています。
世の中の複雑なことを、簡潔にわかりやすく解説することが得意です。
静岡県出身で、現在は埼玉県で生活しています。

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ステラアルター

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