優しい性格の人や真面目な性格の人が社会で損をしやすいことと、
その損をしやすい問題への対策を解説します。
優しかったり真面目な人が損をしやすい、3つの理由
1「悪人達から利用される確率が非常に高いから」
あれこれの負担を、不当に押しつけられる
「自分にとっての負担を、上手く回避することが非常に苦手」という弱点をつかれて、
悪意をもつ人間達から、負担を次々と押しつけられることが非常に多くなります。
いじめや誹謗中傷の対象になりやすくなる
- 真面目な性格であり、そのせいで行動パターンが読みやすい
- 優しい性格であり、そのせいでこちらが攻撃を仕掛けても反撃してこない
- これらの理由から、いじめ・誹謗中傷といった行為の対象になりやすくなる
2「現実世界の実態に適応できなくなる場合が多くなる」
- 現実世界では、数が限られたイスやお金などをめぐって、常に人間同士が競争を続けている
- 競争である以上、他者を蹴落とすことや出し抜くことも当然起こる
真面目だったり優しい人達は、能動的に他者を蹴落としたり出し抜くことが難しい場合が多く、
他者からの妨害を上手くかわすことも難しいため、
競争に負けて悲惨な状況に追い込まれやすくなります。
3「自身がやっていることが報われないことが多く、そのせいで辛くなる」
- 真面目に行動していても、上から次々と仕事を押しつけられたりしてどんどん負担が重くなっていく
- 他者に優しく接していても、相手から優しい言葉・お礼が返ってくるとは限らず、何事も無かったようにスルーされる可能性が高い
- 自分の行為がなかなか実を結ばないせいで、精神に大きなダメージを受けたり、だんだん世の中と他者を信用しないようになる場合が多くなる
以上のことから言える、真面目・優しいの問題への有効な対策
真面目や優しいことが良いことという認識を、少しだけ改める
- 他者から「真面目」「優しい」と評価されるということは、あまり長所が見当たらない人を無理矢理褒める際の常套句である場合が少なくない、と認識する
- それどころか、「つまらない人」「気弱で強く出られない人」を真面目・優しいと呼んでいる場合がある
- 真面目や優しいことは、本記事で解説してきたようにいろいろな場面で損をしやすい
「真面目であること」「優しい人間であること」を自慢にしてそのまま生きていくのではなく、
他の有効な長所を獲得できるように動いていくことが、
真面目・優しいに関する問題を解決する現実的な方法です。
真面目や優しいといった特徴が、良い方向へ働くように工夫する
真面目や優しさが良い方向へ働く場合
- 真面目であるという特徴を、「真面目に(真剣に)努力すること」「真面目に(真剣に)問題解決に取り組む」という風に、主に課題の処理のために活かす
- 優しいという特徴を、「優しさを施すに値する善人」にのみ発揮するようにする
- 『善人相手のみ』という条件ならば、悪意をもって利用される可能性も優しくしても何も返ってこない可能性も非常に小さくなる
真面目や優しさが悪い方向へ働く場合
- 「愚直」「融通が利かない」といったように、真面目さが不自由さにつながる場合
- 「他者に強く出ることができない」といったように、優しさが他者につけこまれることの原因になる場合
真面目や優しさがマイナスに働く主な場面は、
融通が利かなくて独善的な真面目さであったり、視野が狭い独りよがりの優しさ、という場合です。
このような問題を起こしやすい真面目な人・優しい人を目指すよりも、
「誠実な人(他者との約束を守ったり、真心・誠意をもって他者や課題と向き合う人のこと)」
を目指すことを推奨します。
本ブログでの、損なタイプの性格を解説する記事↓も合わせてご覧下さい。
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