ネットに依存することで受ける主な悪影響と、
ネットに依存しやすい人のタイプについて解説します。
ネット依存による悪影響の、主な3つの種類
1「常にWebコンテンツを見続けて、勉強や仕事が手につかなくなってしまう」
本項目が、ネットによる悪影響の中で最たるものであると言えます。
常に手元のスマートフォンでネット上のあれこれのコンテンツを見続けて、
そのせいで、大した価値も無い情報を消費するだけの日々になり、建設的な行動を取ることがいちじるしく困難になります。
2「ネット上で、世の中のあれこれを叩くことにハマってしまう」
- 国が抱えている、様々な社会問題
- 芸能人や政治家などの著名人
- 現在、社会で流行している映画・ドラマ・漫画などの創作物
- 現在、不祥事を起こしてネット上で炎上している人物や企業
- Webコンテンツは、人々が上記のような物事を叩くことを助長させる
もともと、何かをバッシングし続ける人達のその行為の根本的な原因は
「自身の人生が不調で、不満が溜まっている」
というものですが、
ネットにハマると、「溜まっている不満のせいで、物事を叩くこと」が大幅に加速します。
3「思考や行動に、大きな制限を受けるようになる」
偏見をもつようになってしまう
ネット上のSNSや掲示板などのコミュニティーでは、
特定の国・民族・人物・企業・思想・創作物を差別するような偏見が、大なり小なりはびこっています。
その悪影響を受けて、特定の物事を偏見するようになる可能性が非常に高くなります。
自身の偏った考え方に、歯止めがきかなくなる
SNSを筆頭にして、ネット上には、同一の思想をもつ者同士が固まっているコミュニティーが多数存在しています。
自身の偏った考え方と同じ考えをもった人達が集まるコミュニティーの中にいると、
コミュニティーの中でお互いに賛同し合うせいで、偏った考え方がどんどん強化・固定されていき、
自身の考えや行動が常軌を逸していることに気づきにくくなります。
リスクにおびえて、行動できなくなってしまう
- いろいろな挑戦事についての、それらのリスクを解説するネット情報に触れすぎて、リスクを恐れて動き出せなくなってしまう
- 「人生で、経済面や趣味などで成功するルート」をネット上で知り、その成功ルートから少しでもズレてしまったら、もう自身は成功できない、と悲観するようになってしまう
ネットにハマりすぎた結果、
偏見や悲観に支配されてしまって、行動を起こす前から絶望してしまう、というのは、ネットによる悪影響の中でも深刻なものであると言えます。
ネットに依存しやすい人の、4つのタイプ
「現実世界(非ネット世界のこと)に居場所が無い人」
- 学校で、学業成績がかなり悪かったり友達がいない
- 会社で、やっている仕事にやりがいを感じられなかったり、上司や同僚との人間関係で苦しんでいる
- 結婚後の家庭で、結婚相手や子どもにうとまれていて、家庭の中に居場所が無い
- 学校卒業後にニートをしていて、社会人になれていない
現実世界にうんざりしているため、ネット世界へ逃避してネットに依存する人は相当に多いと考えられます。
「承認欲求をつのらせやすい人」
- SNSや動画投稿サイトを利用して、自身のメッセージ・写真・動画がネット上に拡散されることの快感が病みつきになっている
自身の社会的地位やスキルなどを根拠にした自己肯定感を得られない人達は、
代わりに他者から認めてもらうことで自尊心を維持しようとし、承認欲求が強くなります。
承認欲求が強くなった結果、SNSや動画投稿サイトをはじめとしたネット上のコンテンツに依存しやすくなります。
「知的好奇心がかなり強い人」
ネット検索を続ければ際限なくあれこれの情報に触れることができるため、
知的好奇心が強いタイプの人は、ネットにどっぷりとハマることが非常に多くなります。
「情報を取捨選択する能力が低い人」
- 情報の取捨選択能力が低いため、
『自分にとって必要な情報を優先的に収集していき、不必要な情報はスルーして時間を割かないようにする』ということが困難- 必要な時にだけスマートフォンやPCでネット検索する、ということができずに、四六時中スマートフォンをのぞき込むネット依存状態になってしまう
本ブログでの、スマートフォンの普及による生活の変化についての記事↓も合わせてご覧下さい。
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