継続できる人の特徴と、継続できない人の特徴を、それぞれ解説します。
「物事を継続できる人」の、主な3つの特徴
1「良い結果を出すために、きちんと考えたうえで行動している」
- 『良い結果を出すためには、時間をかけてコツコツと積み上げ続けることが不可欠』だと、よく考えた末に理解できている
- 理解できているため、継続することを不可欠な行為だととらえ、黙々と継続できている
2「その人の性格が、継続することに向いている性格型」
- ストイック(禁欲的で克己的であること)な性格をしていて、努力することがあまり苦にならない
- 淡々とした態度で、感情の浮き沈みがほとんど起こらない
- 前向きな性格をしていて、明るい未来を素直に信じて継続することができる
- 「欲しいものは、なんとしてでも手に入れたい」と考える、欲が強い性格をしている
- 規律・規則を重んじる性格であり、いったん始めたことは、当初に決めたルール通りに続けなければ気が済まない
3「その分野での能力面あるいは性格面での才能がある」
能力面での才能がある場合
- その分野の物事を、最初からある程度上手くこなせる
- 続ければ続けるだけ、もっと上手くこなせるようになったり、その分野における自身の順位が上昇していく
- これらの事情から、「その分野を継続することが楽しい」「その分野を継続した方が得」という状況になりやすく、継続しやすくなる
性格面での才能がある場合
- その分野の物事が好きで、好きなおかげで自然体で続けることができる
- たとえば、「物事を調べ続けること」という継続行為と、「知的好奇心がおう盛で、あれこれと知りたがる性格タイプ」というように、継続行為と性格タイプの相性が良い
「物事を継続できない人」の、主な3つの特徴
1「その人の性格型が、継続することに不向き」
- 飽きっぽい性格をしていて、特定の対象に興味・関心が長続きしない
- 怠惰な性格をしていて、物事全般で、「頑張ること」よりも「休むこと・遊ぶこと」の方を選択しがち
- 欲が薄い性格をしていて、「長期的に努力してまで、何か貴重なものを求める」という状況になりにくい
2「手っ取り早く成果を得たい、という考え方をしている」
- 「早く、楽な方法で、成果を得たい・成功したい」という考えを強く持っている
- この考え方のせいで、物事を長期的に継続することがいちじるしく苦痛になる
- この考え方のせいで、成果を得るためには継続して積み上げ続けることが不可欠、という気づきに至ることができない
3「その人の能力・性格とは相性が悪い分野を、無理に継続しようとしている」
- その人の能力と相性が悪い分野(たとえば、スポーツが得意が身体を動かすことが好きなのに、スポーツとはまったく無関係な分野)を継続しようとしている
- その人の性格とは相性が悪い分野(たとえば、内向的で独りでいることが好きな性格なのに、他者と積極的に交流していく分野)を継続しようとしている
- その人の能力・性格とは相性が悪いため、良い成果が全然得られなかったり、性格が拒絶反応を起こし、継続することが困難になる
「継続すること」との向き合い方
「成功することへの確実な道は、継続すること」ということをはっきり認識すること
世の中をざっと見渡してみると、
経済的に成功している人達や、特定の分野で大きな存在感をもつ人物になる人達の正体は、
「不正やズルを行わずにまっとうなやり方で、長年継続して、コツコツと積み上げ続けてきた人達」
だと容易に理解することができます。
他の方法は、高額宝くじに当選するなどの幸運に頼ったり、法的にグレーゾーンな方法で成功するなど、確実さ・正当性に欠ける方法ばかりです。
継続したいなら、継続できる工夫をすること
1「自身と相性が良い分野」を選択すること
本記事の3「その分野での能力面あるいは性格面での才能がある」で解説した内容が、本項目の答えです。
自身と相性が良い分野は継続できる可能性が非常に高くなるため、
自身と相性が良い分野を探す努力をすることが必要です。
2「自身と相性が悪い分野で、無理に継続しようとすること」を意識的に避けること
- 「自身が今やっている分野が、自身と相性が悪いかそうではないか」「自分がこれからやる予定の分野が、自身と相性が悪いかそうではないか」を、意識的に検証する必要がある
- もしも相性が悪かった場合、継続して成果を出すことは困難であるため、その分野からすぐに手を引く必要がある
- もしも仮に、本記事の1「その人の性格型が、継続することに不向き」に自身が該当する場合、無理に継続することは最初から避けることも検討するべき
- 最初から「自身の人生は娯楽を味わうためのもの」と割り切って行動した方が、その人にとっては実りの多い人生になる
3「挫折しやすくなる状況を、意識的に避けること」
- 大きな目標を、短期間で一気に達成しようとする状況
- 「毎日必ずやる、といった心身に重大な負荷がかかるルール」のもとに続けようとする状況
- 「自分が置かれている状況からして、必須の行為・どうしてもやらなければならない行為」「かねてよりの夢・願望など、自分がどうしてもやりたい行為」ではない、
「なんとなくやりたい」という理由で始める状況- 上記のリストのような挫折しやすい状況を、意識的に避けていくことが必要
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