努力困難な人達が努力できない原因と、
努力できないことへの対策について解説します。
努力できないことの、主な3つの原因
1「生まれつきの性格が、努力することにいちじるしく不向きな性格をしている」
- やる気があまり無い性格
- 怠惰な性格であり、だらけたり休むことが好き
- 気弱な性格をしていて、奮闘することにまったく向かない
- 「遊ぶこと」「友人達とイベントを楽しむこと」がとても好きな性格で、そのせいで努力することは二の次という考え方をしている
- 他罰的な性格であり、あれこれの問題の原因は全て他者にあると考え、自分が努力して変わろうとは考えない
- とても無欲な性格で、現状以上の成果や状況を望まない
2「これまでの経験から、努力の有効性を信じることができない」
これまでの人生で、
「努力が実り、そのおかげで良い結果を得る事ができた」
という経験が少ない場合、努力すること自体を信用しないという状況になりやすくなります。
3「発達障害の一種・ADHDを抱えている」
「不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)」と「多動-衝動性(じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど)」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること
発達障害の一種・ADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えていると、
上記のようないちじるしい不注意さ・衝動性を呈するようになり、努力(秩序だった行動を、計画的に行うこと)が非常に困難になります。
「努力できないこと」への、各種の対策
努力できる自分へ変わりたい場合
「問題を解決するためのコツ」をつかむようにする
- 問題(たとえば、学校での学業成績が低いなど)の状況・状態を、正確に把握すること
- 「その問題を解決することに働く、効果的な方法」を見つけ出し、方法を実行すること
上記の2点が「問題を解決するためのコツ」であり、同時に、努力成功のコツです。
状況・状態の把握の精度が高ければ高いほど、方法の実行で力や意識を集中できればできるほど、問題をより確実により早く解決できるようになり、
つまり、より効率的で的を射た努力ができるようになります。
「努力が無駄になる、悪い環境」から脱出する
- 自分の周囲の人達が自堕落な気質の人ばかりで環境の上限レベルが低すぎたり、自身が向上しようとしても周りに妨害される
- 自身が身を置いているグループが目指している目標レベルが、自身の目標レベルを大幅に下回っている
- 「理不尽な負担」が自身に押しつけられる環境であり、このままではそう遠くないうちに心身への過負荷で潰れてしまう
- これらの「努力が無駄になる、悪い環境」からいち早く脱出して、自身が伸び伸びと力を発揮できる新しい環境へ移ることも非常に大事
やる気の根源である神経伝達物質「ドーパミン」の分泌量を増やす
神経伝達物質・ドーパミンの効果
ドーパミンの効果 | 集中力・意欲が大幅に高まる |
考え方・気分が前向きで明るいものへ変わる | |
幸福感を覚えるようになる | |
ドキドキワクワク感をもたらし、精神に強い活力を与える |
神経伝達物質・ドーパミンは、「チロシン」というアミノ酸から体内合成されるため、
サプリメント等でチロシンを積極的に摂取することでドーパミンの分泌量を増大させ、やる気と集中力が大きく高まった状況を作り出すことができます。
「自身の才能・適性に合った分野を探し出し、その分野で努力する」
- 自身の才能・適性と合っていない分野では、やっていても全然楽しくないし、能力もほとんど成長しない
- 自身の才能・適性に合った分野は、息をするように自然体で努力が続くことが非常に多く、能力もどんどん成長していく
努力できない人は、自身の才能・適性に合わない分野で、いやいや努力を続けようとしているケースが少なくありません。
自身の才能・適性に合った分野へと移ったとたん、人が変わったように努力が続くようになる、という変化が起こります。
努力することを避ける方向へもっていきたい場合
「耐えたり積み重ねることよりも、遊ぶことを優先する」という性格型の人々はかなり多く、
その場合は、性格的に不向きな努力を無理に続けようとするよりも、
「自分の人生は、娯楽を味わうためのもの」と最初から割り切ってしまった方が現実的で建設的な解決になります。
学校や会社で絶対にやらなければならない少数の課題だけは我慢してやり、
それ以外は手を付けずに遊んだり休んだりすることに費やした方が、その人の性格に適した幸福な人生を歩むことができます。
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