無い内定(企業からの内定を1つも取れないこと)になってしまう大学生の特徴と、
内定を取れる大学生と取れない大学生の違いについて解説します。
無い内定のまま大学を卒業してしまう人達に共通する7つの特徴
1「コミュニケーション能力がかなり低い」
- 話がやたらと長くて、要領を得ない話し方をする
- 話相手の質問に対して、あさっての方向の返答をする
- 声が小さかったり、ぼそぼそと小声で話すせいで、その人と会話をしにくい
- 滑舌(かつぜつ)が悪く、そのせいで言っていることを聞き取りづらい
- 会話中に、ひんぱんに目が泳ぐ
2「清潔感が感じられない容姿をしている」
- 髪型が整っていない
- 整髪料を使っていないか、使っていたとしても髪型が上手く整っていない
- 着ているスーツにしわが目立ったり、よれよれしている
- 女性の就活生の場合、見栄えを良くするための化粧をおこたっている
3「明るさ・人なつっこさ・活力が感じられず、暗い雰囲気をしている」
- 面接での態度が淡々としすぎていて、明るさ・人なつっこさ・活力が態度に表れていない
- 笑顔を見せる回数が少なくて、そのせいで、面接官が就活生に好感・親近感を抱くことができない
大学生の就職活動の場合、「元気よく受け答えすること」が非常に重要だと各方面でくり返し言われ続けています。
4「就職活動で、出遅れてしまった」
- 4月や5月の時点でもろくに説明会参加や企業エントリーをしていない
- 5月くらいからエントリー受付を締め切る企業が増え出すため、6月や7月になってから動き始めることは、完全に出遅れ状態
- 「自己分析」「業界研究」をするのが遅かったせいで、就活で判断ミスや選択ミスが多発する
- 出遅れたせいで面接を経験した回数が少なくて、そのせいで面接で上手く立ち回れずに内定を獲得できない
5「超人気の業界や、大企業ばかりを狙っている」
- 超人気の業界(TV局や新聞社のようなマスコミ系や、出版社や広告代理店や銀行や証券のような華があったり高年収の業界)
- 東証一部上場の企業のような、世間に名前が知られた大企業
- これらの業界・大企業は、採用試験の競争倍率が数十倍に達してしまうため、内定を取ることは至難
「就活で、高望みを続ける」「就活で、大手企業にこだわり続ける」ということは、
大学生の就活が悲惨な結果になることの典型的な原因です。
6「ろくに就職活動をしていなかったり、途中で就活を放棄してしまう」
- 企業エントリーや説明会への参加を、1回~3回程度しかしていない
- 企業に訪問して面接を受けることも、1回~3回程度しかしていない
- いくつかの企業で不採用になり、そこで嫌になって就活を放棄してしまう
- 「内定を1つも取れなかった場合に備えて、滑り止め用の内定を確保しておく」といったことをしていない
7「新卒の時に企業就職することの重要性」をあまり理解していない
日本の企業は新卒一括採用が主流であり、欧米の企業のように中途採用に力を入れている企業は日本ではまだ少ないことが現状です。
そのため、新卒での就職(大学在籍時に内定を取り、卒業と同時に企業で働き始めること)をせずに大学を卒業してしまうと、一気に苦しい立場に追い込まれます。
既卒(大学を卒業済みの人のこと)になってしまうと、
企業就職が困難になったり、新卒時よりも数段グレードダウンした企業にしか就職できない、という事態になりやすくなります。
大学での就職関連のセミナーや、大学教授の話や両親の話では、本項目の事柄はまず話題に出ないため、新卒の重要性を知らない大学生がかなり多く、注意が必要です。
「若者正社員チャレンジ事業」は既卒の若者の正社員就職を無料でサポートしてくれる専門サービスです。
無い内定で大学を卒業してしまった場合、独力では正社員就職は困難であるため、このようなサービスを積極的に利用していくことを推奨します。
内定を取れる大学生と、無い内定で卒業してしまう大学生の違い
内定を取れる大学生 | 無い内定になる大学生 | |
---|---|---|
自己分析や業界研究などの就活の準備 | 大学3年次の時点ですでに済ませている | 準備に取りかかるのが遅い |
採用試験を受ける企業の数 | 数は多く、そのおかげで面接が上達したり、選考の持ち駒が多くなる | 数は少ない |
就活における高望みについて | 高望み・えり好みはせず、とにかく内定を1つでも取って卒業後に就職をしようとしている | 高望み・えり好みをすることが非常に多く、そのことが無い内定という結末の原因になる |
就活生に求められる基本について | 就活生に求められる基本を押さえていることがかなり多い | 基本を押さえていないことが多く、そのせいで無い内定になる |
大学在籍中の就活生に求められる、基本
- 「企業に所属する会社員」として恥ずかしくない服装・髪型などの身だしなみ
- 「それなりのコミュニケーション能力」をもっていること
- 『面接官の質問内容を的確に理解し、話があさっての方向へ飛ぶことなく、聞かれたことへの回答を簡潔に述べる能力』が、それなりのコミュニケーション能力(聞かれていないことまであれこれしゃべることは逆効果)
- その企業とその業界について簡単に下調べをして、その企業用の志望動機を考えている、調査の能力や就職の意欲をもっていること
- 「元気があって活力を感じさせる」「明るい笑顔が多くて好感を抱く」といった、業務上で必ず接客を行う会社員として必須の特徴をもっていること
大学生の就活生に面接官から求められることは、それほど多くはありません。
上記の基本をしっかりと押さえていれば、面接で合格点を取ることができます。
無い内定以外の、大学生が就活を終えて後悔することについての記事↓も合わせてご覧下さい。
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