部屋を散らかして汚部屋(おへや)にしてしまう心理的原因と、
部屋が散らかりやすくなる原因になるゴミの種類について解説します。
部屋を散らかしてしまう、7つの心理的な原因
1「時間と労力をかけて片付けるのは面倒くさい、という気持ち(これが最大の原因)」
「勉強」「仕事の業務」「自身が好きな娯楽を楽しむこと」の優先度が高く、
散らかった部屋を片付ける優先度は、ほとんどの場合で上記のものよりも下です。
そのため、部屋を片付けることを面倒くさいと感じ、後回しにし続けることが多くなります。
2「ちょっと、だらしない性格をしている」
- 「物をきちんと整理整頓すること」「部屋を綺麗な状態に保つこと」に、性格上、これといった意義を見いだせない
- 頑張ったり努力して、行動を起こすこと全般が嫌いで、いつもなまけている
3「本業が忙しすぎて、部屋を片付ける余裕が無いと感じている」
勤勉な性格で、勉強や仕事に日々打ち込んでいる人は、帰宅後の自由時間の大部分を勉強・仕事に費やしている場合があります。
そのため、「やることが多すぎて、散らかった部屋の掃除にまで手が回らない」と感じて部屋を放置している場合が多いです。
仕事やプライベートが忙しすぎる場合、業者にゴミ・不要品を処分してもらうことも必要になってくるため、
各種の片付け業者の一括比較ができるサイト「エコノバ」で見積もりをしてみることを推奨します。
4「部屋の乱れは心の乱れ、という状況になっている」
自身の精神状態が、周囲の環境へ反映される現象を指す心理学用語
勉強や仕事や交友関係や恋愛が上手く行っておらず、精神的にいちじるしく不調な状態であると、
「部屋の乱れは心の乱れ」という有名な言葉通り、精神の乱れが部屋へ反映されて、部屋が散らかることが多くなります。
5「部屋が散らかっている今の状況を、何らかの理由で肯定している」
- 掃除して部屋の中から物を減らすよりも、物が多い今の状況の方が、なんだか豊かな感じがする
- 部屋が散らかっていても、そのうちまた使う道具が出しっぱなしになっている方が都合が良いと個人的に思っている
- 空のビンや缶も、いつかまた何らかの用途で利用できるかも知れないから、捨てるのはもったいない
6「発達障害の一種・ADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えている」
『興味の対象がどんどん移り変わる』という症状で、片付けられない
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状の1つに、興味の対象がめまぐるしく移り変わるというものがあり、
たとえば、
本棚から本を取り出して軽く読む→スマートフォンに通知が届き、スマートフォンへ興味の対象が移る(読んでいた本はその場に放置する)→軽く空腹を覚えたので冷蔵庫へ興味の対象が移る(スマートフォンはその場に放置する)→…
といった具合に、ただ生活しているだけで部屋がどんどん散らかり、部屋の中での無くし物も多くなっていきます。
部屋を掃除しようと動き始めた際にも、物の整理中に興味の対象がどんどん移り変わるせいで掃除が全然進まないという事態になります。
『遅延報酬障害』という症状で、部屋の掃除に取りかかることが困難
- ADHDの症状の1つ『遅延報酬障害』という症状により、「今頑張ってコレをやっておけば、後にアレという有用なもので手に入る」ことを認識して行動することが困難になる
- このせいで、「今頑張って掃除をすれば、後で部屋が綺麗になって色々と便利になる」と考えて部屋の掃除をすることが難しい
7「発達障害の一種・自閉症スペクトラム障害を抱えている」
自閉症スペクトラム障害(旧称はアスペルガー症候群)を抱えていると、
その障害の症状から部屋に物を溜め込むことが非常に多くなり、そのせいで部屋が散らかり放題になります。
部屋が散らかり始める原因になる、代表的な4つのゴミ・こと
1「溜まった可燃ゴミ・不燃ゴミを、決まった曜日にゴミ出ししないこと」
「今日は忙しくて時間の余裕が無い」「ゴミ捨て場まで歩いて行くのは、今日はなんだか面倒」
といった理由で、ゴミが詰まったゴミ袋を部屋に放置していると、
そこからゴミ袋が連鎖的に部屋に溜まり始めることが多いです。
2「処分しにくいゴミを抱えてしまっている」
- 「燃えるゴミ」なのか「燃えないゴミ」なのか「資源ゴミ」なのか「有害危険ゴミ」なのか判別し辛いタイプのゴミ
- 古新聞やビンのような、捨てる前にヒモで縛ったり水洗いする必要があるゴミ
上記のような、
ゴミの種類が判別しにくかったり、ゴミ出しする前にひと手間かかるタイプのゴミは、問題を先送りにしがちなため、部屋が散らかる大きな原因になります。
3「旅行や宿泊用に作った荷物」
「衣服」「暇つぶし用の本や、旅行先のガイドブック」「風邪薬や消毒薬やばんそうこう」など、
それらを詰め込んだ旅行や宿泊用のカバン・ナップザックは、
各種の中身を取り出してそれらを元あった場所へ戻すことはかなり面倒です。
そのため、自室に帰ってきた後はカバン・ナップザックを部屋に放置したまま、数ヶ月~半年ほど部屋のスペースを占めることが決して珍しくありません。
4「収納スペースが不足しているせいで、とりあえず保留扱いにしているものがある」
- ネット通販で購入した、段ボール箱入りの物品
- 実店舗で購入した、袋に入ったままの状態の服やアクセサリーなどの物品
すでに棚や押し入れが満杯状態で、収納できるスペースが不足している場合、とりあえず部屋の床や棚の上などに積むことが多くなります。
段ボール箱入りや袋入りでいちおうまとまっているため、今すぐに整理する必要が無く、そのせいで部屋が散らかり始める原因になりやすいと言われています。
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