メンヘラ(うつ病などによって、心が病んでいる人のこと)になりやすい人達の特徴パターンを解説します。
自身の性格に何かしらの問題を抱えている、3つのパターン
1「真面目すぎる性格で、性格に柔軟性が欠けている」
- 「大きな負担がかかる状況・環境」からも、真面目であるせいでなかなか逃げだそうとしないため、過負荷のせいでメンタルがやられやすい
- 真面目であるため、周りの人達から不当に仕事や雑事や負担全般を押しつけられることが多くなり、
それを上手くかわせずに、過負荷のせいで潰れてしまうことが多くなる
2「どこか、かたくなな性格をしていて、状況の変化に上手く対応できない」
- 完璧主義者であり、物事を0か100かのそのどちらかで判断しようとする
- 理想主義者であり、自身が抱いている理想の形以外は受け付けない
- 精神的に潔癖すぎて、ちょっとした悪事・不正・不健全も、見過ごすことができない
- 思い込みが激しい性格で、負の感情・負の思考(自分はダメな人間だ、など)に常にとらわれている
3「生まれ持った性格が、いびつな構造をしている」
- ナルシストな性格であり、なおかつ、精神的に打たれ弱くて他者からの批判ですぐに潰れてしまう
- プライドが高い性格で他者を寄せ付けない言動を取るのに、同時に、かまってちゃんの性格をしている
- 他人や物事に悪い意味で執着・粘着しやすい、偏執的な性格
- 不安感・恐怖感・焦燥感を感じやすいタイプの性格で、常に不安や恐怖に囚われている
たとえば、上記のリストのように、もともとの性格がいびつな構造をしていると、
性格に安定性が欠けていてちょっとした負荷にも耐えられない場合が多くなります。
自身が育った家庭環境に問題があったという、2つのパターン
1「育った家庭環境が『機能不全家族』だった」
機能不全家族(子育てや家族団らんなどの必要なものが機能していない状態の家族のこと)で育った子どもは、
「アダルトチルドレン」と呼ばれる精神的症状をきたすことがかなり多くなります。
アダルトチルドレンの主な症状
- 感情的になりやすい
- 客観的視点が欠けていて、「みんなから見て正しい」「みんなから見たら間違っている」という判断が困難
- 物事を白か黒かのそのどちらかに無理矢理分類しようとする
- 自身が間違っていることを認められず、自身の不当な行為を正当化しようとする
2「両親が毒親であり、毒親に育てられた」
毒親(子どもに悪影響を及ぼすタイプの親を指す、通称)に子どもが育てられた場合、
その子どもは性格に複数の問題を抱えやすくなると言われています。
毒親に育てられた子どもが、性格に抱えることが多い問題
- 精神的にいちじるしく打たれ弱くなり、ちょっとした負荷で潰れてしまう
- 情緒不安定になる
- 自己肯定感が低くなり、自分という人間を大事に思えなくなる
- 「自分の本心」「自分が今覚えている感情の種類」が上手く理解できない
親から、精神疾患を発症しやすい気質・体質が遺伝したパターン
うつ病の発症に遺伝子が関わっているかどうかは、はっきりとしていませんが、親やきょうだいにうつ病になったことがある人がいると発症率が高いことがわかっています。
そのため、うつ病になりやすい体質があると考えられています。
親から子どもへ、
「うつ病のような精神疾患を発症しやすい気質・性格・体質」が遺伝し、そのせいで子どももメンヘラになる、
ということが起こる可能性があります。
「心身に重大な負荷がかかる状況・環境」に身を置いている3つのパターン
1「人間関係で、重大な負荷がかかっている」
- 学校や職場などで、周りの人達に疎外されていたりいじめられている
- 悪友や、相性の悪い結婚相手などから、常にストレスを受けている
- 家族や友達などがうつ病やパニック障害を発症し、その人の世話をしている
精神疾患・メンヘラは、風邪のように近くにいる人達の精神へ伝染すると各方面で言われ続けているため、厳重な注意が必要です。
2「自身が普段やっていることのせいで、重大な負荷がかかっている」
- 会社で連日、激務を強いられ続けている
- 自身がやっている仕事の内容や、自身が送っている生活・人生の状況に、はっきりとした意味を見いだせずに空虚な日々
- 「親の介護」のような、心身に過酷な負荷がかかる状況・環境
3「非常に精神的に辛い状況に置かれているせいで、重大な負荷がかかっている」
- 仕事を解雇されて、無職状態が続いている
- 最近、親・兄弟姉妹・親しい友人のような人と死別した
- 多額の借金を背負っている
うつ病やパニック障害などを発症してメンヘラ状態になる大きな原因が、
重大な神経伝達物質「セロトニン」が欠乏しているから、というものです。
神経伝達物質・セロトニンの効果
前向きな気持ちになる | 穏やかで満足した気持ちになり、気分が良くなる |
集中力とやる気の向上 | 目が覚めて頭が冴えている、適度に覚醒した状態になる |
快眠効果 | 睡眠を促すホルモン「メラトニン」が、セロトニンをもとにして合成され、メラトニンの効果で快眠できるようになる |
自律神経のバランス調整 | 昼間に交感神経を働かせ、夜間に副交感神経を働かせるという切り替えを、はっきりとしたものにし、健康な状態になる |
攻撃性の低下 | 精神を興奮状態にする神経伝達物質「ドーパミン」「ノルアドレナリン」のブレーキ役としてセロトニンが機能する |
重要な神経伝達物質・セロトニンは、
トリプトファンという必須アミノ酸↓と、
ビタミンB6↓の2つから体内合成されます。
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