高学歴ニート(有名大学を卒業後にニートをしている方)がニートになった原因と、
高学歴ニートがニートから脱出するための方法について解説します。
高学歴の人達が、高学歴ニートになってしまった5つの原因
1「新卒で入社した大企業で、長続きしなかった」
- 新入社員であり仕事が上手くこなせないため、上司に怒鳴られ続けて、仕事が嫌になった
- 高学歴の人はずっと人生が順風満帆で、プライドが高くなっていたり挫折への耐性が無いため、怒られるとすぐに心が折れてしまう傾向がある
- 入社後は学力ではなく「コミュニケーション能力」「臨機応変さ」「従順さ」などが強く要求されるため、そのことに上手く対応できなかった
- 高学歴であるので有名な大企業に入社できたが、大企業では要求される水準も社内での競争も極めて過酷なため、早々に潰れてしまった
2「各人それぞれの事情から、社会に適応できない」
- あまりにもプライドが高すぎて、上司や顧客に頭を下げたり媚びへつらうことが我慢ならない
- 「自身の提案」「自身の改善案」「自身の斬新なアイディア」が会社で煙たがられるため、周囲の社員達が馬鹿ばかりに見えて嫌になった
- 両親から高知能という特徴が遺伝したが、同時に「発達障害」を抱えているため、社会に適応できない
- 発達障害の一種・ADHDを抱えている場合、物忘れや遅刻が頻発してしまう
- 発達障害の一種・自閉スペクトラム症を抱えている場合、他者の気持ちや場の空気を読めずに失言を連発してしまう
3「大学卒業後にどうすれば良いのかが分からなくなり、就職できなかった」
- 小中高大と、親や教師に求められるままに得意な勉強を続けていただけで、自分の意思で何かを選択したことがほぼ皆無だった
- 大学卒業後は「どの業界・どの職種を選択するのか」「やりたいことは何なのか」「仕事とプライベートの比率はどうするのか」と急に自分の意思で選択しなければならなくなり、
どうすれば良いのかが分からなくなる
- 大学卒業後は「どの業界・どの職種を選択するのか」「やりたいことは何なのか」「仕事とプライベートの比率はどうするのか」と急に自分の意思で選択しなければならなくなり、
4「大学卒業後に不本意な就職をしてしまい、勤務に耐えられなくなった」
- 自身が卒業した大学のグレードよりも数段劣っている中小企業
- 希望していた業界(たとえばマスコミ系のような競争率が高すぎる業界)に就職ができず、ほとんど興味が無い業界へ入ってしまった
- これらのような労働環境の「年収や待遇の低さ」「仕事における社会的ステータスの低さ」「同僚や上司が自身よりも数段学歴が劣ること」「業務内容が不本意であること」
などが原因で、勤務に耐えられなくなり会社を辞めてしまう
- これらのような労働環境の「年収や待遇の低さ」「仕事における社会的ステータスの低さ」「同僚や上司が自身よりも数段学歴が劣ること」「業務内容が不本意であること」
5「実家がそれなりに裕福なため、あわてて就職する必要が無い」
- 有名国公立大・有名私立大学に合格できる人達は、実家が裕福であることがかなり多く、
働いていないニート状態でも経済的には問題無い場合が多々あり、そのせいで大学卒業後にニート化する若者が少なくない
高学歴ニートの方がとるべき、3つの方法
会社で仕事をするうえでのルールを認め、受け入れる
ルール1「会社では、多くの場合でやりたいことができない」
- 原則的に、会社では「期待する業務をきっちりこなしたことへの見返りとして、社員へ月給が支払われる」
- このため、会社でやらされる業務は「会社側が社員にやって欲しい業務」であり、社員自身がやりたい業務とは大きく違っている
漫画を描いたり歌を歌ってお金をもらうような、スター性がある仕事は、企業に勤務していてはほぼすることができません。
ただ、大企業に勤めていれば、非常に多くの人々が利用する商品・サービスの開発と運用をすることができたり、
業界の中小企業を手足のように使えるため、
それらをもって「やりたいことができている」と満足するべきかもしれません。
ルール2「会社では、周りの社員達と上手くやっていくことが必須」
- 上司にあまり逆らわずに機嫌を取ることが、会社では必須
- 周囲の同僚達と波風立てずに仲良くやっていくことが、会社では必須
- 上記の2つを実現するために、社の規則・ルールに従順になることも必須
社員として会社で働いていれば、上司に怒られたり同僚の気に障る言動のせいでプライドが傷つく場合が多々あります。
しかし、そこで反発し続けては「会社を辞めることになったり、地方へ左遷される」という最悪の結果になってしまいます。
社会人が自立して生活していくためには「名を捨てて実を取る(名声よりも実利を取った方が賢明だということ)」というスタンスが重要であり、
本項目の場合で言えば、
「自分の方が折れてでも周囲と協調して会社で働き続けて、高給を享受し続けること」が名を捨てて実を取るに相当します。
とにかく、どこかの企業で働いて収入を得ていく
- プライドや理想が邪魔して働き先や職種をえり好みして、ニート状態を続けていると、ほぼ確実に将来が悲惨なことになる
- どこかの企業で働いてさえいれば、とりあえずは自立ができて、自立した生活によっていずれ明るい未来も開けてくる
一般的に、大学を卒業した時点から時間が経てば経つほど、高学歴の効力は弱まっていきます。
高学歴の効果が有効であるうちに、どこか手頃な企業に就職するべきです。
企業に勤務する以外の方法で生計を立てていく
- ネットでブログを設立して、アフィリエイトやクリック保証型の広告による収入を得る
- 新司法試験に合格して、弁護士資格を得る
たとえば、上記のような生計手段は高度な情報処理能力・学力が要求されますが、
高学歴ニートの方は高学歴であり非常に賢いため、このような生計手段と相性が非常に良いと言えます。
可能であれば、資格試験に合格して難関資格を取得できれば、会社勤めよりも数段自由な働き方ができるようになります。
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