飲食店が極めて閉店しやすい事の、立地条件など4つの原因

 

外食サービスを提供する飲食店が、非常に閉店しやすい理由について開設します。

 

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飲食店が非常に潰れやすい、4つの原因

 

 

1「飲食事業は参入障壁が低く、周囲に他の飲食店ができやすい」

  • 飲食事業は開店のハードルは低いため、脱サラ組などが周囲に次々と飲食店を開業していく
  • 自身の飲食店と同業他社であり、
    「高い知名度」「ちゃんと美味しいこと」「これまでの実績に裏付けられた安心感・信頼感」という強力な武器をもつ全国チェーン店が高確率で近くにある

 

 

 

 

2「飲食店の経営は、支出額がとにかく大きくて赤字経営になりやすい」

飲食店の支出の一般的なモデル

飲食店の各支出
店舗の家賃その月の売上額の16%程度の金額
人件費その月の売上額の32%程度の金額
食材原価その月の売上額の32%程度の金額
光熱費その月の売上額の5%程度の金額
雑費その月の売上額の5%程度の金額

支出の合計はその月の売上額の90%であり、残りの10%が飲食店側の利益となります。

上記はあくまでモデルであり、実際の場合、飲食店側の利益はその月の売上額の5%から7%程度の金額です。

飲食店経営では「家賃」「人件費」「食材」などとにかく支出の種類と支出額が多く、

『店の人気が出ない』などの不調が少し続くと、その月の支出額がその月の売上額をあっさりと上回り、赤字経営状態になってしまいます。

 

 

 

 

3「店の立地条件が悪いと、お客が全然店に入ってこない」

  • 「大通りに面しているという立地で、飲食店が通行人や車のドライバーの目に付きやすい」
    「駅から近くて、人通りが多い場所」
    というような立地が理想的だが、そのような立地の店舗は決まって賃貸料が高すぎる

飲食店経営の成否を左右する最大の要素は「店の立地条件の良し悪し」と言っても過言ではありません。

開業資金が少ないので、賃貸料が安めのいまいちな立地条件の店舗で飲食店を開業し、客が全然入らずに結局は廃業、というパターンはありふれています。

 

 

 

 

4「飲食事業は特に運に左右されやすいので、ちょっと運が悪いだけで廃業になる」

天候という運要素

たとえば、雨が降っている日は客足が遠のきやすくなり、仕込んだ食材やガス代や電気代や人件費が無駄になりやすくなります。

 

 

人災という運要素
  • 雇っているバイトの不手際で食中毒事件などが起きてしまうと、多くの場合でその店舗は閉店へ追い込まれる
  • 近年では、バイトが店の厨房で不衛生・不謹慎な行為をしている写真や動画をSNSにアップロードしてネット上で炎上するという「バイトテロ」が定期的に起きている

 

 

予測不可能の災害という運要素

たとえば、2020年に中国発の新型コロナウィルスが世界中にまん延し、

ウイルス感染を避けるために人々が飲食店を忌避するようになり、(人々が狭い店舗内に密集し、しかも店の中の空気に触れた料理を食べる飲食店は、ウイルス感染がかなり起きやすい)

大量の飲食店が廃業に追い込まれたと言われています。

このように、飲食店の経営の難易度は非常に高いため、

お店の開業は見送って、「フーズラボ」のような飲食業界用の転職サイトを使って、高月収など労働条件の良い飲食店で働くこともひとつの手です。

 




飲食店の廃業率のデータ

 

 

飲食店を開業してから5年目までの廃業率

  • 開業から1年未満で、全体の37.5%が廃業
  • 開業1年目から2年目で、全体の26.1%が廃業
  • 開業3年目から5年目にかけて、全体の13.9%が廃業

2014年度から2016年度にかけての調査データの平均値が上記の数字

 

開業5年目までに、平均して全体の77.5%の飲食店が廃業し、生き残る飲食店は全体の22.5%という非常に厳しい現実です。

 

 

 

 

飲食店のジャンル別での、廃業しやすいジャンルと生き残りやすいジャンル

特に廃業しやすい飲食ジャンル
  • ラーメン
  • そば・うどん
  • 中華
  • カフェ
  • アジア料理

上記のような、

「料理修業にあまり時間がかからなかったり、

メジャーだったり華があるタイプの料理なので、飲食店の開業志望者達の間で高い人気がある飲食ジャンル(多数の競合店が生まれる)」は廃業率が特に高いと言われています。

 

 

 

生き残りやすい飲食ジャンル
  • フランス料理
  • 和食
  • 寿司
  • テイクアウト

上記のような

「料理修業に長い期間が必要であり、参入障壁が高くて競合店が生まれにくい飲食ジャンル」は、生き残りやすいと言われています。

 




廃業率が高いのに、それでも飲食店の開業に手を出してしまう理由

 

 

「やりがい」「ロマン」「楽しさ」を追い求めてしまうから

  • 自身が作った料理が、目の前の客達にその場で味わってもらえる・食べてもらって喜んでもらえる、という明確なやりがい
  • 自身のスキル・センスで築いた料理・店舗で勝負していく、という強いロマン感
    • 「喫茶店」「バー」「居酒屋」「洋食店」などロマン要素を備えたタイプの店が複数あるため、そういう店を開業してしまう人もかなり多い
  • 「自分が美味しい・良いと感じる味・料理」を、客達にはっきりとアピールできる、という楽しさ

 

 

 

 

他の事業分野よりも、飲食は比較的難易度が低いから

料理は、新鮮な食材と各種調味料を用意してちゃんとレシピを守れば、

絶品の料理は作れずとも「それなりに美味しい料理」を作ることは難しくはありません。

そのせいで、経営を甘く見て開業をしてしまう人が後を絶ちません。

 

 

 

 

「自分だけの店」を持ちたいから

以前にサラリーマンをしていて、

「勤めている会社の名前ではなく、自分個人の名前で勝負をしたい」と考えていた人達は、自分だけの店を持ちたいという願望が特に強く、

その願望を叶えるためにお店を開業することが多くなります。

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シュテるん

約7年間、いろいろなブログを運営する仕事をしています。
世の中の複雑なことを、簡潔にわかりやすく解説することが得意です。
静岡県出身で、現在は埼玉県で生活しています。

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ステラアルター

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