スマートフォンが国民の大部分に普及したことが起こった、社会の良い変化と、社会の悪い変化について解説します。
スマートフォンが普及したことで起こった、社会の3つの良い変化
1「以前よりもはるかに多くの人達が、自発的に情報を発信するようになった」
- スマートフォンでtwitterやfacebookやinstagramなどのSNSを活用し、
メッセージや写真や動画などを手軽にネット上で公開するようになった - ネット掲示板にメッセージを書き込むことも、スマートフォンが手元にあるおかげで敷居がぐっと低くなった
SNS発のインパクトがある写真・メッセージが、ネット上でほぼ毎日話題になるようになっています。
2「いつでもどこででも、情報の検索と商品の購入ができるようになった」
- たとえば、出先で電車やバスの時刻表を検索したり、地図アプリを使って目的地までのルート検索ができるようになった
- たとえば、勉強や仕事でのちょっとした分からないことを、その場で検索して答えを知ることができるようになった
- Amazonを始めとしたネット通販サイトで、スマートフォンを使って気軽に商品の購入ができるようになったし、
電子書籍や音楽データをネット上で購入した直後に楽しめるようになった
3「本・音楽・動画などのコンテンツの楽しみ方が、根本的に変化した」
- 一般書籍・雑誌・漫画・小説などを、電子書籍として外出先で手軽に読むことができるようになった
- 音楽データをネット上で購入し、スマートフォンで再生して音楽鑑賞したり、ワイヤレスイヤホンを併用することでより自由に音楽を楽しめるようになった
- YouTubeのような動画サイトで公開されている動画を、スマートフォンで手軽に鑑賞できるようになった
スマートフォンという高機能な再生機器が普及したことにより、
各種コンテンツをスマートフォン一台で閲覧・再生することができるようになり、部屋の中に限定されることなくいつでもどこでも本や音楽や動画などを楽しめるようになりました。
スマートフォンが普及したことで起こった、社会の4つの悪い変化
1「相互監視社会となり、以前よりも明らかに息苦しい社会になった」
SNSなどを利用して手軽に情報発信できるようになったため、
少々社会常識に反することや、ちょっとした倫理的な問題が、証拠写真や告発コメントによって即座にネット上に拡散されるようになりました。
スマートフォンを持つ人同士が相互監視するような状況になり、スマートフォンの普及以前の社会よりも大幅に息苦しい社会になった、と言えます。
SNSは、同じ意見・思想をもつユーザー同士で容易につながり合うことができ、
同じ意見・思想の人達のグループの中で、周囲に感化されてどんどん発言が過激化していったり、
周りが同意見の人達ばかりなので自身が常軌を逸した状態にあることをほとんど自覚できないなど、
複数の深刻な問題があると言われています。
同じ意見・思想の人達のグループの中で、周囲に感化されてどんどん発言が過激化していったり、
周りが同意見の人達ばかりなので自身が常軌を逸した状態にあることをほとんど自覚できないなど、
複数の深刻な問題があると言われています。
2「プライベートの時間でさえも、ネットを介して人間関係に縛られるようになった」
- SNSで自身がフォローしているユーザーへメッセージを送り続けたり、フォロワーからのメッセージに返信することが、なかば義務化している
- LINEのようなコミュニケーションツールで、「既読状態なのに返信が無い(相手にスルーされている)」といった、人間関係においてややこしい事態が起こりやすくなった
3「『スマホ依存症』になってしまう人達が激増した」
スマホ依存症の主な3つの症状
- 1日のうちの大部分の時間を、スマートフォンをいじることに費やす
- トラブルでスマートフォンが使えない状況(外出時にスマフォを家に置き忘れたり、外出時に電池が切れたり電波が受信できない場所に居るなど)で、いちじるしく不安になる
- スマートフォンをいじるべき場面ではない時(食事中や、入浴中や、トイレの中や、友達との会話中など)でも、ずっとスマートフォンをいじっている
スマホ依存症のせいで、
集中力が極度に低下して勉強や仕事の効率がいちじるしく悪化したり、
スマホを見つめ続けるせいで目に大きな負担がかかり、眼精疲労にかかって頭痛・肩こりが常態化します。
4「スマートフォンの普及を受けて、大きな打撃を受ける業界が増えた」
- デジタルカメラ
- スマートフォンの高性能なカメラ機能で十分に事足りる、という人が大多数
- 腕時計や置き時計
- レンタルDVD・Blu-rayや、レンタルの音楽CD
- スマートフォンで鑑賞できる動画配信サービスや音楽配信サービスが普及したせいで、時代遅れになった
- デスクトップパソコンやノートパソコン
- スマートフォンでネット検索や簡単なデータファイルの加工ができればそれで十分、という人が多い
- 新聞やテレビ番組
- ネット上のニュースサイトや動画サイトで十分という人が多くなり、発行部数や視聴率が以前よりも大幅に低下した
主に上記の製品・サービスの業界が、大きな打撃を受けている
本ブログでの、ネットに依存することで受ける悪影響についての記事↓も合わせてご覧下さい。
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