世渡りが上手くて得をすることが多い人達と、世渡りが下手で損ばかりしてしまう人達の特徴を解説します。
世渡りが上手な人達の、6つの特徴
1「やっかいな問題」には最初から近づかない
- 解決するためには、多大な手間や時間が必要な問題
- いくら奮闘しても解決する見込みがほぼゼロ、という問題
- 解決のためにかなり手間がかかるのに周囲からの評価が低かったり報酬が低いという、割に合わない仕事・課題
たとえば、これらが「やっかいな問題」
2「状況が悪くなり始めたらさっさと逃げる」
- 世渡り上手な人達は、雲行きが怪しくなってきたら、自身に被害がおよぶ前にさっさと逃げる
- 世渡りが上手い人達には「一つの物事や状況や理想にこだわらない」「危険な状況に踏みとどまることよりも、自身の保身を優先する」という特徴がある
3「人間関係を、きちんと取捨選択している」
- 「その場や、そのコミュニティーで、力を持っている人」「今の状況を左右するキーマン」を的確に見抜き、取り入ろうとする
- 「面倒くさい性格をしている人」「やたらと他人の悪口を言う人」「暴力的な性格だったり、軽犯罪を繰り返すなど素行に問題がある人」などは、さっさと関係を切っている
- 「他人に肩入れしすぎること」「他人から離れすぎること」のそのどちらも良くない結果になることが分かっているため、
付きすぎず離れすぎない中立的な距離を保っている
4「他人の力を、上手く利用できる」
- 「集団の中で孤立すること」よりも「集団の中で他者達と仲良くして、あれこれの恩恵をこうむること」の方を選んでいる
- 他人の力を上手く利用するために、「自分から挨拶をする」「時々手助けをしたりプレゼントをして、恩を売っておく」「建前(たてまえ)として、相手を褒めちぎる」といったことをしている
- 甘え上手な態度を取り、相手をおだてたり自身の弱みをあえてさらけ出すことで、相手が気分良く協力してくれる結果へと持っていく
人心掌握に長けていて、
話相手が喜んだり嬉しがるポイントを的確に突き、それによって相手から気に入られることをくり返し、有益な人間関係を構築していきます。
5「状況の方向性」を見極めることが非常に上手い
- 「状況が、上がり調子にある」「状況が、下がり調子にある」ということを、周囲を観察することで的確に判断できる
- 状況が上がり調子にあるのなら、いち早く参加して勝ち馬に乗って利益を得る
- 状況が下がり調子にあるのなら、最初からその物事に関わろうとしなかったり、沈む泥船からさっさと逃げ出す
6「自分を利するために、臨機応変に振る舞い方を変えていく」
- 本当は知っているのに、知らないふりをする
- 本当はそのことができるのに、できないふりをする
- 本当は余力があるけれど、手一杯でとても他者を手伝ったり助けられないふりをする
- 「口は災いのもと」であるため、思うところがあったとしても黙っている
- 「プライド」「道徳心」などにとらわれていない、というのが世渡り上手な人達の共通点
状況に応じて、柔軟に立ち振る舞いを変化させることができることは、世渡りが上手い人達に共通する大きな特徴です。
世渡りが下手な人達の、4つの特徴
1「コミュニケーション能力が低くて、周囲に馴染めずに貧乏くじを引きやすい」
- コミュ障的な性格をしているせいで、集団内で浮いてしまうことが多く、そのせいで損な役回りを押しつけられることが多くなる
- 「非常に面倒くさい作業」「身体が汚れたりひどく疲労する作業」「大変な割には、高い評価が得られない作業」などが、損な役回りの例
- 「性格が暗い」「愛想が無い態度」などの特徴を備えているせいで、集団の人々から良い印象を抱かれない場合がある
2「生真面目だったりして、融通が利かない性格をしている」
- 他者との会話で、本音と建前(たてまえ)を使い分けることができない
- 「お世辞」「話相手が気をよくするような褒め言葉」が言えない
- 「演技で、笑顔を作る」「演技で、相手を褒め称える」といったことができない
- 正直すぎて嘘がつけない性格であり、そのせいで「正直者が馬鹿を見る」という状況そのものになってしまう
- 「さっさと逃げること」「いさぎよく逃げること」への強い抵抗感を抱いていて、状況が悪化しても逃げることができない
「融通が利かず、臨機応変に立ち回ることができない」ということは、
世渡りが下手な人達に共通する大きな特徴です。
3「他者に思い入れしすぎる性格であるなど、打算で動くことが難しい」
- 面倒な性格の人やトラブルメーカーな人との関係を切ることができず、彼らと関わっていたせいで被害を受けることが多発する
- 「集団の中で、強い権力や大きな存在感をもつ人物」に積極的に取り入ることをせず、
力の無い人に肩入れし続けるせいで、集団の中で優位に立てなかったり不利な立場になりやすくなる
「自分の利益のために、他者とある程度の距離を取る」ということができず、
そのせいで「嫌な頼み事を断れない」「失敗の責任を、他者からなすりつけられる」といったことがよく起こるようになります。
4「状況の方向性」を、うまく把握できない
- 勘(かん)がにぶいところがあり、状況が上がり調子なのか下がり調子なのかがうまく把握できない
- 状況の方向性を的確につかめないせいで、
状況が悪くなる一方なのに時間と労力を投入し続けたり、逃げ遅れて大きな損害を受ける、という事態が多くなる - 状況の方向性をつかめないせいで「失言」「そのコミュニティーの権力者についての悪口」などが多くなり、窮地に立たされることが頻発する
- 状況の方向性を的確につかめないせいで、
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